===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス (一般公開版) 2006年8月号 =====================================  最近ネットラジオを購入しました。インターネットで流れるラジオのストリーミ ングを再生する専用機です。パソコンを起動しなくても海外のラジオを聞くことが できます。これもブロードバンドの恩恵ですね。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、 XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも ご紹介するものです。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆今月のPick Up1 ニュース:WS-Security の翻訳文書を公開(7月11日) ◆今月のPick Up2 インタビュー:「先を読む力がつきました」                          (キヤノン 倉沢良明氏) ◆今後の予定 ◆XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次 ===================================== 【今月のPick Up1】 ニュース:WS-Security の翻訳文書を公開(7月11日) =====================================  XMLコンソーシアムはXML Web サービスのセキュリティ規格であり、標準化団体 OASIS が標準化したWeb Services Security:SOAP Message Security(WS-Security 2004)1.0 ほか関連文書を日本語に翻訳し、公開しました。この翻訳文書はセキュ リティ部会を中心に翻訳作業を進めてきたものです。今回、新たに公開された日本 語訳文書は以下の5種類です。 1. Web Services Security: UsernameToken Profile 1.0 OASIS Standard 200401, March 2004 2. Web Services Security: X.509 Certificate Token Profile OASIS Standard 200401, March 2004 3. Web Services Security: SAML Token Profile OASIS STANDARD, 01 Dec. 2004 4. Web Services Security: SOAP Message Security 1.0 (WS-Security 2004) Errata 1.0 Committee Draft 200512, December 2005 5. Web Services Security: UsernameToken Profile 1.0 Errata 1.0 Committee Draft 200401, September 2004  今回新たに公開された5文書は2005年3月に公開した「Web Services Security: SOAP Message Security 1.0 (WS-Security 2004) 」とあわせて下記のページで公 開しています。 ◆Web Services Security 1.0 日本語訳 http://www.xmlconsortium.org/wg/sec/wss.html ◆【報道発表】 XMLコンソーシアム、WS-Securityの翻訳文書を公開 http://www.xmlconsortium.org/release/pdf/px060711-wssec.pdf ===================================== 【今月のPick Up2】 インタビュー:「先を読む力がつきました」                          (キヤノン 倉沢良明氏) =====================================  今回からXMLコンソーシアムメンバーでコンソーシアム活動をうまく業務に生か している方にインタビューしていきます。初回はキヤノン株式会社 グローバル開 発企画部 倉沢良明氏におうかがいしました。  倉沢氏は、XML/SOAPをASPサービスで活用する「XML Direct Print for MEAP」の 企画業務などに携わっています。XML Direct Print for MEAP」は、デジタル多機 能複写機(複合機)が、PCレスで、XML形式の情報をSalesforce.comの顧客情報DB から入手して、デジタル多機能複写機(複合機)上で、ユーザの希望するレイアウ トに変換、PDF化、出力等を行うサービスです。勿論、ユーザは、複合機から必要 な情報を指定できます。「プリンタがパソコンに隷属しなくなるのです。周辺機器 のSOAですね」と倉沢氏は言います。 −−XMLコンソーシアムとのきっかけは? 倉沢氏:情報システム時代にEDIシステムを担当した際、データ名称で大変苦労し     た経験があります。ですからデータ名称の違いによる諸問題を解決でき     るXMLに、大変興味がありました。 −−部会活動へはいつから? 倉沢氏:2003年当時まだXMLテクノロジー部会でした。現在参加しているBI研究部     会・SOA部会の牧野さん(日本ユニシス)や天野さん(IBM)もいました。 −−XMLコンソーシアム活動でどんなメリットを得られましたか? 倉沢氏:メリットは、たくさん、あります。まず、これからの技術動向がわかる事     です。だいたい1〜2年後の姿が見えます。次に、第一線の多くのアーキテ     クトの考えに触れられます。さらに、論文やセミナーでは発表されない裏     話、時には、失敗談も聞けます。これらはとても実践的な内容です。そし     て最後に、コンソーシアムで得た知識(情報)を業務に応用できる事です。 −−XMLコンソーシアム活動をしてよかったと思うことは? 倉沢氏:たくさんあるのですが、一つあげると人脈が広がったことです。そして、     皆さんから多くのことを学び、とてもいい影響をうけました。ありがとう     ございます。 ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆8月22日(火):クロスメディア・パブリッシング部会(会場調整中) ◆8月24日(木):BI研部会+SOA部会(会場調整中) ◆8月25日(金):Webサービス実証部会+セキュリティ部会(日立 大森ベルポー ト) ◆8月28日(月)または23日(水):Web 2.0部会(会場調整中) ◆8月29日(火):ユビキタス・組み込み系部会(会場調整中) ◆8月31日(木):XMLコンソーシアム・セミナー「XMLの視点で考える内部統制」 (日立システム) ◆9月 4日(月):関西部会(日本IBM 京都事業所) ◆9月末:関西部会(会場調整中) ◆9月14日(木):部会リーダー会、運営委員会(ジャストシステム) ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] ◆2006年9月14日(木)〜15日(金)  Modeling Forum 2006(後援)  http://www.idg.co.jp/expo/mdl/ ◆2006年9月29日(金)  第57回デジタル・ドキュメント研究会(協賛)  http://www.ipsj.or.jp/sig/dd/cfp2006-09.htm ◆2006年10月19日(木)〜21日(土)  ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2006(協賛)  http://ses2006.sys.wakayama-u.ac.jp/ ===================================== 【XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次】 ===================================== ◆イベント:初心者向けXML/SOA/Web2.0入門セミナー(7月25日) ◆ニュース:WS-Security の翻訳文書を公開(7月11日) ◆活動を業務に:「先を読む力がつきました」(キヤノン 倉沢良明氏) ◆部会探訪:本格的に部会活動を開始(Web 2.0部会) ◆活動実績(2006年7月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【このメールマガジンについて】 =====================================  本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、 XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも ご紹介するものです。より詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参 照いただき、ぜひXMLコンソーシアムにご入会ください。皆様のご参加を心よりお 待ち申し上げております。 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 入会のお申し込みはこちらから:  http://www.xmlconsortium.org/servlet/xmlc/template/ComUserReg.vm 事務局:〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトABCビル mailto:xmlcons@fsi.co.jp Copyright(C) 2005 The XML Consortium 掲載記事の無断転載、転用、編集はご遠慮ください。 =====================================