===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス (一般公開版) 2007年2月号 =====================================  XMLDB事例紹介セミナーを開催した当日、なんという偶然かW3CからXQuery 1.0、 XPath 2.0、XSLT 2.0が勧告になったと発表がありました。XQueryはXMLDBに欠かせ ない技術です。これらの勧告が新しいXMLDB時代の契機になるといいですね。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、 XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも ご紹介するものです。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆今月のPick Up1 イベント:XMLDB事例紹介セミナー開催(1月23日)(抜粋) ◆今月のPick Up2 部会探訪:Web2.0部会+Webサービス実証部会(1月24日) ◆今後の予定 ◆XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次 ===================================== 【今月のPick Up1】 イベント:XMLDB事例紹介セミナー開催(1月23日)(抜粋) =====================================  1月23日、XMLDB事例紹介セミナーを開催しました。  http://www.xmlconsortium.org/seminar/06/070123/070123-prog.html  冒頭のセッションではXMLDB勉強会リーダー加藤哲義氏(株式会社サイバーテッ ク)が「XMLDBの特性とそのユーザ像」と題して、XMLおよびXMLDBの特徴、加えて いくつかのXMLDB導入事例を紹介しました。続けてお客様から3つの事例が紹介され ました。 ◆「monopedia x XMLDB (DB2 9 pureXML)」  株式会社ネットプライスインキュベーション  新規事業開発室 今井 剛 様  株式会社ネットプライスインキュベーションではmonopediaというCGMサイトを運 営しています。これはWeb2.0時代の典型的なCGMサイトで、仕様を頻繁に拡張しな がら開発していました。当初は現行のRDBでサイト構築・開発を続けていたものの、 仕様変更のたびに行うテーブル再作成などの作業に「正直やっぱり限界」と感じ、 ハイブリッドXMLデータベースの採用を決定しました。 ◆「医療用医薬品添付文書のXML化とデータベース利用」  東京薬科大学 医薬品情報解析学 助手 浜田 真向 様  東京薬科大学の浜田氏からは医療用医薬品添付文書(DI)をXML化し、高機能な 検索を実現するためのこれまでの努力と構想が語られました。 ◆「在庫・受注・生産能力といった   グローバルインフォメーションの可視化システム開発について」   日本ケミコン株式会社    情報システム部一グループ 専門マネージャー 鈴木 則孝 様   株式会社アドス    取締役 プロフェッショナルサービス部長 伊藤 満 様  日本ケミコンではXMLデータから在庫等のグローバルインフォメーションをダイ ナミックに可視化するシステムを構築し、現場から高い評価を得ました。 @話題の用語:CGM(Consumer Generated Media) −−−−−−−−−−−−−−  主としてインターネットのブログや掲示板を活用することで、消費者が自主的に 特定の商品やサービスについてのコンテンツを生成していくメディア。Web2.0の 特徴のひとつ。各種クチコミサイト、Q&Aサイト、SNSも含まれる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ===================================== 【今月のPick Up2】 部会探訪:Web2.0部会+Webサービス実証部会(1月24日) =====================================  珍しい組み合わせで合同部会が開催されました。Web2.0部会とWebサービス実証 部会です。Web2.0部会リーダー野村直之氏が「看板が逆になったみたい」と笑って いました。  過日のXMLコンソーシアムDayで発表した内容を振り返るとその冗談が分かります。 最近ではWeb2.0部会がWebサービスを組み合わせたマッシュアップの比較研究を行 い、Webサービス実証部会がWeb2.0の本質を延長したところにあるWebOSの研究をし ているからです。ただし、マッシュアップはWeb2.0ブームの象徴で、WebOSは将来 のWebサービス技術基盤としての素質があり、看板はそう間違ってはいないのです。  こうして互いに付かず離れずの関係で、相互に関係のある題材をテーマに活動し ていることもあり、合同開催へと結びついたようです。Dayでは両部会の発表日が 同日ではなかったため、部会当日はまず互いにDayの発表内容を簡単に紹介するこ とから始めました。その後に合同で意見交換をしましたが、いつもと違うメンバー 構成だったため、新鮮なディスカッションに感じられたかもしれません。  Webサービス実証部会では引き続きWebOSについての調査を行い、技術的な研究か ら社会やビジネスへの影響を見越し、将来を展望しています。例えばWebOSにより あらゆる端末から自分のデスクトップ環境にアクセスできるようになるかもしれま せん。また個人的に利用するデスクトップ環境と仕事で利用するデスクトップ環境 の切り替え、複数のWebOSの相互利用やマッシュアップなども話題になりました。  Web2.0部会では設立当初から目標として掲げていた「Web2.0提言書」となるもの の実現に向け、いよいよ本格的に具体的な検討が始まったようです。どのような形 にするか、どのような読者を想定してどのようなメッセージを盛り込むかなど。こ れまで部会で議題としてきた題材を足がかりに、組み立てを始めています。成果物 を見るのはもう少し先になるとは思いますが、いまから期待できそうです。 ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆2月19日(月):関西部会(日本ユニシス) ◆2月22日(木):Webサービス実証部会+セキュリティ部会(内田洋行) ◆2月22日(木):BI研部会+SOA部会(日本アイ・ビー・エム) ◆3月 1日(木)または 2日(金):Web 2.0部会(調整中) ◆3月 2日(金):XMLDB勉強会成果発表会(予定) ◆3月 7日(水):クロスメディア・パブリッシング部会(会場調整中) ◆3月 8日(木):部会リーダー会、運営委員会(日本アイ・ビー・エム) ◆調整中:ユビキタス・組み込み系部会 ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] ◆2007年2月16日(金)  丸山先生レクチャーシリーズ in 東京 2006-2007 第4回 (特別協賛)  http://www.c-sq.com/modules/article/article117.html ===================================== 【XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次】 ===================================== ◆イベント:XMLDB事例紹介セミナー開催(1月23日) ◆部会探訪:Web2.0部会+Webサービス実証部会(1月24日) ◆活動実績(2006年1月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【このメールマガジンについて】 =====================================  本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、 XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも ご紹介するものです。より詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参 照いただき、ぜひXMLコンソーシアムにご入会ください。皆様のご参加を心よりお 待ち申し上げております。 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 入会のお申し込みはこちらから:  http://www.xmlconsortium.org/servlet/xmlc/template/ComUserReg.vm 事務局:〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトビル mailto:xmlcons@fsi.co.jp Copyright(C) 2007 The XML Consortium 掲載記事の無断転載、転用、編集はご遠慮ください。 =====================================