===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス (一般公開版) 2008年 2月号 =====================================  近年では指定した住所の天気や地震などの気象情報を表示するポータルサイト やガジェットをよく見かけます。気象情報が標準的なXML形式で提供されるとなる と、もっと可能性が広がりそうですね。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、 XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも ご紹介するものです。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆今月のPick Up1 イベント予告:XML1.0勧告10周年記念イベント 『XML Today & Tomorrow』(3月5日) ◆今月のPick Up2 ニュース:気象情報をXML形式で提供するための仕様策定作業               を開始 ◆今月のPick Up3 インタビュー:XMLDB部会・加藤哲義氏(ジャストシステム) ◆今後の予定 ◆XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次 ===================================== 【今月のPick Up1】イベント予告:XML1.0勧告10周年記念イベント 『XML Today & Tomorrow』(3月5日) =====================================  「XML1.0」が、W3Cより勧告されてから、2008年2月10日でちょうど10年となり ます。これを記念して、今までのXMLの進歩を振り返り、様々な業界での利用実 態、そしてXMLをベースとしたITシステムの将来像について解説するイベント 『XML Today & Tomorrow』を3月5日(水)慶應義塾大学 三田キャンパスにて 開催します。  本イベントでは、XML1.0勧告から先頭に立って普及に携わってきた方や、 現在最前線で利活用に携わっておられる官・民・学、そしてマスコミなど 多方面からお招きした講師による講演に加え、来るべき社会においてXMLベース のITシステムが仕事や生活にどのように関わり、変革をもたらすかの討議を 行いたいと思います。 日時:2008年3月5日(水) 10:00〜19:00 (受付開始 9:30) 会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館2階ホール 地図:http://www.keio.ac.jp/access.html 定員:240名(先着順) 内容:  ・「XML、W3Cの歩みと今後の活動について」  ・「XML1.0勧告を振り返って」  ・「XMLトピック解説」〜SOA・Web2.0・XMLDBなど〜  ・「各業界や企業におけるXML利活用の今」  ・「XMLが拓く来るべきIT社会」 対象者:企業・官公庁のシステム導入責任者・担当者、ソフトウェアエンジニ     ア・製品開発者、研究者、XML(IT)ビジネスに携わっている方、     XMLに興味をお持ちの方 等。 参加費:XMLコンソーシアム会員、パートナー(後援団体)会員、学生=無料     非会員=2,000円 ※参加募集や詳しい内容が決まり次第、別途案内いたします。 ※最新情報はXMLコンソーシアムホームページにて逐次ご案内いたします。 ===================================== 【今月のPick Up2】ニュース:気象情報をXML形式で提供するための仕様策定作業               を開始 =====================================  すでにプレスリリースやメールにてお伝えしている通り、気象庁とXMLコンソー シアムは気象情報をXML形式で提供するための仕様策定作業を開始いたしました。 仕様の素案は今年度末より順次一般に公表し、普及啓発を行う予定です。 ◆プレスリリース  http://www.xmlconsortium.org/release/pdf/px080201-kisyojoho-final2.pdf  本件は多くのIT系ニュースサイトにて取り上げられました。 ◆Internet Watch  「気象情報をXML形式で提供、気象庁とXMLコンソーシアムが仕様策定開始」  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/01/18314.html ◆ITmedia「気象情報をXML形式で 気象庁など、仕様策定開始」  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/01/news100.html ◆ITPro「気象庁、2009年度をメドに天気予報や災害警報・注意報をXML形式で提供」  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080201/292805/ ◆ZDnet「気象情報をXML形式で提供--気象庁とXMLコンソーシアムが仕様策定を開始」  http://japan.zdnet.com/news/devsys/story/0,2000056182,20366469,00.htm ===================================== 【今月のPick Up3】インタビュー:XMLDB部会・加藤哲義氏(ジャストシステム) =====================================  今回はXMLDB部会リーダーの加藤哲義氏(ジャストシステム)にお話を聞きまし た。加藤氏にはXMLDBと長く深くかかわってきた経歴があります。  XMLがW3Cで勧告になったのが1998年2月、その翌年には最初のXMLDB「eXcelon」 が米国のオブジェクトデータベースベンダーから登場しました。当時加藤氏はそ のマスター・ディストリビュータにいたため早い段階からXMLDBを知り、その可能 性に魅せられたそうです。いらい草分けとして日本のXMLDB市場開拓に汗を流し てきました。  現在、加藤氏はジャストシステムにてお客様の業務にXMLを適用するためxfyの コンサルティングをしています。一見XMLDBから離れたようにも思えますが、実は 今でもXMLDBに強い思い入れがあります。加藤氏は「XMLDBの良さはXMLをありのま まDB処置できる柔軟性ですが、その恩恵を直接享受できるのは開発者です。エン ドユーザーにとってはむしろインターフェースが柔らかいことがメリットであり、 それを実現できるのがxfyなのです」と話し、インターフェース側からXMLやXMLDB のメリットをエンドユーザーに訴求することを考えているそうです。  長い間XMLやXMLDBと密接にかかわってきた加藤氏ですが、XMLコンソーシアムの 活動に自ら加わるようになったのは近年です。きっかけは2006年にXMLコンソーシ アムがXMLDB部会を発足すると耳にしたことでした。長年XMLDBにどっぷり浸って いる加藤氏にしてみればXMLDB部会の発足は意外に感じたそうですが、「(XMLDB の)プレーヤーが広がり、面白くなるかな」と参加することになり、リーダーも 引き受けることになりました。  設立準備や勉強会という段階を経て、XMLDB部会は2007年度から正式に部会とな りました。約2年の活動を通じ、加藤氏はメンバーから懐かしさと新鮮さを同時に 経験しているそうです。かつて加藤氏がXMLDBに触れた時の衝撃や壁、それを今直 面している人を見て懐かしさを感じたり、逆に同じ問題に直面しても違う感想を 持つ人に新鮮さを感じたりしているとか。  「XML関連技術の研究や実践を中心とした(ベンダーニュートラルな)他の部会 と違い、XMLDB部会はベンダーの存在なしには語れません。しかし逆にベンダー各 社が一堂に会し、ユーザ、SI企業と一体となってXMLについて語り合える場となっ ているのはとても貴重なことだと思います。今後も鮮度の良い情報を発信するな どいい活動にしたいと考えています」と加藤氏は話しています。 ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆2月29日(金):Webサービス実証部会、セキュリティ部会、Web2.0部会         (キヤノンソフト情報システム) ◆3月 3日(月):XMLDB部会(ジャストシステム) ◆3月 5日(水):『XML Today & Tomorrow』(慶應義塾大学三田キャンパス) ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] ◆2008年2月18日(月)  丸山先生レクチャーシリーズ in 東京 2007-2008 (特別協賛)  http://www.c-sq.com/modules/article/article133.html ===================================== 【XMLコンソーシアム会員向けニュースの全目次】 ===================================== ◆イベント予告:XMLマスター勉強会(2月21日)         XML1.0勧告10周年記念イベント『XML Today & Tomorrow』                               (3月5日) ◆ニュース:気象情報をXML形式で提供するための仕様策定作業を開始 ◆インタビュー:XMLDB部会・加藤哲義氏(ジャストシステム) ◆部会探訪:セキュリティ部会(2008年1月30日) ◆活動実績(2008年1月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【このメールマガジンについて】 =====================================  本メールマガジンは、XMLコンソーシアムの活動を幅広く知っていただくために、 XMLコンソーシアム会員向けニュースからトピックを抜粋し、会員以外の方々にも ご紹介するものです。より詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参 照いただき、ぜひXMLコンソーシアムにご入会ください。皆様のご参加を心よりお 待ち申し上げております。 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 入会のお申し込みはこちらから:  http://www.xmlconsortium.org/servlet/xmlc/template/ComUserReg.vm 事務局:〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトビル mailto:xmlcons@fsi.co.jp Copyright(C) 2008 The XML Consortium 掲載記事の無断転載、転用、編集はご遠慮ください。 =====================================