===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス 2005年8月号(2005年7月29日発行) =====================================  暑いですね。熱中症対策にはこまめに水分補給だそうです。室内の勤務でも適度 な水分補給は必要だそうなので気をつけるようにしましょう。水といえば私は軟水 が好みなのでラベルにある硬度をよくチェックしています。お茶によって最適な水 の硬度があるそうです。興味深いですね。 メールマガジンの配信先については末尾の案内をご覧ください。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆特集:部会紹介セミナー報告 ◆部会探訪:TravelXML標準化部会 ◆活動実績(2005年7月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【特集:部会紹介セミナー報告】 =====================================  7月は関西と関東の2ヶ所で部会紹介セミナーを開催しました。 ◆7月 5日(火)関西部会紹介セミナー(日本ユニシス関西支社にて) 案内:http://www.xmlconsortium.org/wg/kansai/kaisai/kansaibukai_5_2.html 資料:http://www.xmlconsortium.org/seminar/050705-13-B05/050705-prog.html  本年度より正式に関西部会の活動が始まり、関西が熱くなってきそうです。セミ ナーでは関西部会の活動内容や活動実績の報告から始まり、他にも関連のある部会 から紹介がありました。  まずは関西部会ですが、準備段階から現状に至るまでの活動内容には主に2つの トピックが挙げられます。1つはXML活用事例調査、もう1つはWebサービス実装プロ ジェクトです。  XML活用事例調査とはXMLが実際に使われている事例をメンバーで集めて分析調査 するものです。現時点ではまだ収集中のようですが、次第に数が集まると貴重な資 料となりそうです。どのような業種でどのような手法でXMLが活用されているのか、 実態を把握することで新たなノウハウや教訓が得られそうです。  Webサービス実装プロジェクトではWebサービスにてスケジュール共有や天気を表 示するシステムが構築されました。Webサービスの接続は理論上可能であることは 理解しつつも、実際に経験してみないと分からないことも多くあります。参加メン バーは多様な環境から相互に接続して実践的なノウハウを得たと報告していました。  関連する部会報告としては、関西に近いメンバーが所属する部会の報告がありま した。1つはドキュメント・メタデータ活用部会からAtomの解説、もう1つはWebサ ービス実証部会からiPlatプロジェクト(道路交通情報Webサービスを使った複合 Webサービス実証実験)の報告がありました。 ◆7月13日(火)関東部会紹介セミナー(日立ソフトウェアエンジニアリングにて) 案内:http://www.xmlconsortium.org/seminar/050705-13-B05/annai_v2hp.html 資料:http://www.xmlconsortium.org/seminar/050705-13-B05/050713-prog.html  関東の部会紹介セミナーでは参加者の秘めた熱意を感じ取ることができました。 今回は従来とは趣向を変えて少人数で対話できるようにしたことが功を奏したよう です。  セミナー冒頭はXMLコンソーシアムエバンジェリストの小林茂氏(日本ユニシス 株式会社)が「XMLオーバービュー」を解説しました。WWWやXMLの登場に始まり、 XMLの基礎技術や仕組み、さらに近年のWebサービスやユビキタスにおけるXMLの利 用状況までの幅広い分野が簡潔にまとめられました。XMLの初心者だけではなく専 門家にも貴重な資料となりそうです。  セミナーの主目的にあたる部会活動の紹介は壇上からサマリーを簡単に説明する だけにとどめ、大半の時間は部会リーダーと部会参加希望者との直接対話に割きま した。会場の中でそれぞれのリーダーが離れて座り、部会参加希望者が自由に移動 して質問できる形式としました。いざ「移動開始」のかけ声がかかると、どの参加 者もすぐどこかの部会めがけて移動していました。具体的に興味がある部会を定め ている人が多かったようです。  なかでもBI研究部会/SOA部会には10名以上集まったので急きょ隣の小部屋に移動 して、部会活動の概要の紹介から話を始めていました。他は椅子を囲んで会話がで きる人数におさまったところが多く、それぞれの参加者がXMLについて思い描いて いることから具体的な質問まで活発に語り合っていました。  その積極的な様子はうれしい「想定外」でした。従来のイベントでは聴衆に質問 を求めても全体に聞こえるように発言するせいか遠慮がちになることが多いのに、 今回はどの席も主催者には予想以上の盛り上がりでした。直接会話の機会が設けら れたことで「実は部会リーダーに聞いてみたかったこと、話してみたかったこと」 が一気に出てきたのでしょうか。  どの部会でも共通して言えますが、部会活動の内容は参加者次第です。どこも部 会活動として掲げられている項目がありますが、参加者の興味関心によって新しい 活動テーマが生まれることもあります。もし活動テーマの構想があれば遠慮するこ となくメンバーに提案してみてください。 ※セミナーの詳しい内容は配付資料などをご参照ください。 ===================================== 【部会探訪:TravelXML標準化部会】 =====================================  部会紹介セミナーにてTravelXML部会リーダーからお話を聞く機会がありました。  XMLコンソーシアムのリリースなどでご存じの方も多いと思いますが、現在公開 中の最新仕様は「TravelXML 1.3(勧告)」です。TravelXML 1.2.1(勧告)から国 内企画旅行商品情報、海外企画旅行商品情報、海外宿泊施設情報を追加して内容が 充実し、さらに実運用も始まりTravelXMLは成熟期に入りました。  そこで今後の活動の見通しを訊くと「TravelXMLのさらなる普及や活用の啓発に 力点をおくこと」だそうです。特に興味深いのはこれまでの想定していた利用方法 を超えた活用を模索するということです。  TravelXMLは旅行業界における電子商取引を目的としていて、利用範囲は当然な がら決済の場面が中心です。しかし「旅行業界の決済以外の場面でもTravelXMLを 活用できるのではないか」と部会では考えられていて、その1つに旅行情報の検索 が検討されているようです。  現状では旅行代理店における旅行情報(パッケージやツアー料金)はパンフレッ トを中心に配布されています。しかし紙では時に過不足があったり、検索に手間が かかります。そこをTravelXMLで情報を電子化(XML化)して蓄積することで、より 効率よく検索できるようになり、業務に役立つのではないかと考えられています。  そのために解決すべき課題はなにか、どうアピールしていけばいいか。そうした ことが最近の話題のひとつとなっているようです。 ===================================== 【活動実績:2005年 7月】 ===================================== ◆7月 4日(月):TravelXML標準化部会 ◆7月 5日(火):関西部会紹介セミナー ◆7月12日(火):ユビキタス・組み込み系部会 ◆7月13日(火):関東部会紹介セミナー ◆7月14日(木):運営委員会 ◆7月21日(木):SOA部会+BI研究部会          ドキュメント・メタデータ活用部会 ◆7月27日(水):セキュリティ部会(東京エレクトロン) ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆8月 1日(月):TravelXML標準化部会(NTTデータ 豊洲センタービル) ◆8月 9日(火):関西部会(日本ユニシス関西支社) ◆8月18日(木):SOA部会+BI研究部会(IBM箱崎事業所) ◆8月24日(水):セキュリティ部会(東京エレクトロン) ◆8月26日(金):ユビキタス・組み込み系部会(日立大森ベルポート) ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] (特になし) ===================================== 【運営委員会から】 ===================================== ◆新年度を機会に部会参加をご検討ください  いよいよ本格的に新年度の部会活動が稼働してきました。Weekや部会紹介セミナ ーを通じて興味がある部会があれば、ぜひ部会を訪問してみてください。どの部会 も新メンバーを歓迎しています。実際に参加することで見識を高めるなどのメリッ トが実感できると思います。 ◆iPlatプロジェクト  道路交通情報を活用したiPlatプロジェクトの技術情報が以下のページに開示さ れています。簡潔にまとめられているのでどうぞご参照ください。  またXMLコンソーシアム会員企業の方に限り、実証実験のシステムを実際に利用 することができます。ご利用には事前申請が必要となります。ご希望の方は同じく 以下のページにて利用条件や記入事項を確認した上でメールでお申し込みください。 http://www.xmlconsortium.org/koukai/iplat/index.html ===================================== 【編集後記】 =====================================  ここ数ヶ月、ユーザーシンポジウム、総会、Week、紹介セミナーと毎月イベント がありました。皆様、お疲れさまでした。8月は休養もとり、英気を養ってくださ い。とはいえ来月のメルマガのためにも、いくつかの部会を再度訪問させていただ き近況を聞かせていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ===================================== 【このメールマガジンについて】 ===================================== なお、当メールマガジンはXMLコンソーシアム会員を対象に発行しております。 転送する場合は社内に限定するなど、ご配慮をお願いいたします。 次回以降の配信先の変更や追加、および要望はXMLコンソーシアム事務局まで ご連絡ください。 発行人:鶴保征城 編集人:加山恵美 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 事務局宛てメール :mailto:xmlcons@fsi.co.jp 〒130-0022 東京都墨田区江東橋 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