===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス 2006年7月号(2006年6月30日発行) =====================================  先日子育て中の元同級生が我が子の写真を見せてくれました。ただしそれがiPod nanoの小さな画面でしたので、その発想に驚いてしまいました。iPodは音楽やポッ ドキャストだけではなく、お気に入りの写真を持ち運ぶことにも使えるのですね。 メールマガジンの配信先については末尾の案内をご覧ください。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆イベント:第6回 XMLコンソーシアム総会(6月1日) ◆イベント:XMLコンソーシアムWeek 関西Day(6月20日) ◆イベント:XMLコンソーシアム部会紹介セミナー(6月28日) ◆部会探訪:OANの紹介ほか(ユビキタス・組み込み系部会) ◆活動実績(2006年6月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【特集:第6回 XMLコンソーシアム総会(6月1日)】 =====================================  XMLコンソーシアムは6月1日、東京カンファレンスセンターにて第6回総会を開催 いたしました。会員の皆様のご理解とご協力により、一年間の活動報告や来年度の 取り組みに関する議案審議をつつがなく終えることができました。また記念講演に はGoogle Japan代表取締役社長 村上憲郎様においでいただき、「Webの進化と Googleの考え方」と題した貴重で興味深いご講演をしていただきました。 ◆第6回総会のご案内 http://www.xmlconsortium.org/soukai/060601/060601-prog.html  これからXMLコンソーシアムの新年度が始まります。今年度の部会活動は技術系、 ビジネス系、標準化関連と関西部会、あわせて11の部会を中心に進めていきます。 今年度からはWeb 2.0部会とクロスメディア・パブリッシング部会が新たな部会と して発足しました。  [技術系]   ○SOA部会(※)   ○セキュリティ部会   ○Webサービス実証部会   ○Web2.0部会   ○ユビキタス・組み込み系部会  [ビジネス系]   ○ビジネス・イノベーション研究部会(※)   ○クロスメディア・パブリッシング部会  [標準化関連]   ○ContactXML部会   ○TravelXML標準化部会   ○コンテンツ利用情報標準化部会   ○関西部会  ※SOA部会とビジネス・イノベーション研究部会の活動は連携して行います。  なおXMLコンソーシアムのWebサイトで総会の議案書と付属資料を公開しています。 ◆第6回総会議案書(PDF 200KB) http://www.xmlconsortium.org/member/open/soukai-data/060601-soukai6-giansyo.pdf ◆第6回総会付属資料(PDF 498KB) http://www.xmlconsortium.org/member/open/soukai-data/060601-soukai6-fuzokushiryou.pdf ===================================== 【イベント:XMLコンソーシアムWeek 関西Day(6月20日)】 =====================================  XMLコンソーシアムWeekの関西版として、6月20日にXMLコンソーシアムWeek 関西 Dayを日本ユニシス関西支社にて開催しました。2005年から活動を開始した関西部 会が1年間の活動成果を発表しました。 ◆第5回XMLコンソーシアムWeek 関西Dayのご案内 http://www.xmlconsortium.org/seminar/06/060620/060620-prog.html  ほかの部会と異なり、関西部会は活動地域でくくられた部会です。関西という土 地柄もあり陽気な雰囲気でXML技術の情報共有や実装実験が行われています。  その雰囲気は部会活動の一環として構築されたシステムの外観からもうかがい知 ることができます。関西部会では活動の一環として「どこで何してますのん?」と いう地図とスケジュールをWebサービスで共有するシステムを構築しました。その ロゴが手作り風でなんともいい味を出しています。こだわって作ったそうです。  関西部会は部会後の親交もとても深く、強い結束があります。部会リーダーの芦 田尚人氏(ブレイニーワークス)が中心的な存在で、積極的にメンバーの背中を押 すなど活動を盛り上げています。率直に意見を言い合いながら助け合うなど、チー ムワークは抜群です。 ===================================== 【イベント:XMLコンソーシアム部会紹介セミナー(6月28日)】 =====================================  XMLコンソーシアムは部会活動の紹介と参加をうながすため、6月28日に部会紹介 セミナーを開催しました。まず各部会から簡単に前年度の活動報告と今年度の活動 予定などを壇上で紹介し、次に部会メンバーと参加希望者が机を囲んで自由に語り 合いました。会場には部会にまだ参加したことのない人が多く訪れ、興味津々といっ た様子でメンバーの話に耳を傾けていました。 ○Web 2.0部会  昨年度までドキュメント・メタデータ部会を中心に勉強会を重ねてきたWeb 2.0 について、今年度からは新たな部会として活動していきます。エンタープライズ (企業)におけるWeb 2.0のビジョンや原則を導き、提言をまとめていきます。 ○クロスメディア・パブリッシング部会  印刷出版業界で利用されているXMLを調査するため、今年度から新しく発足した 部会です。日本印刷技術協会(JAGAT)との連携も予定しています。部会活動は オンラインの画面共有も検討しており、参加しやすさに配慮しています。 ○SOA部会  抽象的なSOAの概念から具体的なビジネス面でのメリット、システム設計の方針、 Webサービス有効活用の方法を導き出すことを目的としています。特にSOAやWebサ ービスのツールや開発・実行環境の調査を行い、ノウハウを共有していきます。 ○ビジネス・イノベーション研究部会  昨年度は架空の店舗を想定してビジネスモデルの考案を進めるなど、より実践的 な業務とITの関連性について深く考察してきました。今後は日本版SOX法やWeb 2.0 的な背景も踏まえて業務とITを明確に関連付ける方法などを研究します。 ○セキュリティ部会  XMLに関するセキュリティに焦点を絞り、規格の調査・翻訳・解説を中心に活動 を進めています。昨年度からWebサービス実証部会と協力し、XMLの暗号化を実施し た時に発生する問題点について調査するsPlatプロジェクトにも注力しています。 ○Webサービス実証部会  具体的かつ実践的なWebサービスの実装について研究する部会です。実際のビジ ネスを想定し、WebサービスやWeb 2.0要素技術を駆使したシステムを試作すること を通じて、技術的な課題の解決手段などを見いだしています。 ○ユビキタス・組み込み系部会  ユビキタスをキーワードにしたXML技術をネットワークや組み込み機器など幅広 く研究しています。昨年度までは調査や分類、モデル構築などを行い、今年度から はベストプラクティスの提案にむけて活動を進めていきます。 ○TravelXML標準化部会  旅行業者、交通機関、宿泊施設など旅行関係で交換される情報について調査し標 準化策定を行ってきました。現時点ではTravelXML 1.4を勧告として発表し、今後 は策定した標準の改善や普及を進めていきます。  ほかに関西部会、ContactXML部会、コンテンツ利用情報標準化部会があります。 詳しい活動内容はXMLコンソーシアムWebサイトにある各部会のページをご参照くだ さい。参加や見学をご希望なら、事務局または各部会へメールでご連絡いただけれ ば案内をお送りいたします。 ===================================== 【部会探訪:OANの紹介ほか(ユビキタス・組み込み系部会)】 =====================================  ユビキタス・組み込み系部会は高度な技術的な見地から深い社会的な考察まで、 とても幅広く研究や議論を進めています。  6月16日に開催された月例部会では、まず「ユビキタスがユビキタスであるため に」とWeb 2.0の風潮も踏まえたユビキタスの議論を行いました。議論は哲学的で もあり、実に多様な意見が飛び交い大いに盛り上がりました。  次に今年度の部会活動でベストプラクティスに着目するということで、まず第一 弾としてネットワークに関するベストプラクティスの提案がなされました。ネット ワークの全体像やアーキテクチャを図示し、今後はサービスモデルの定義やシナリ オを作成するということを進めていこうとしています。  最後にアラクサラネットワークの黒崎氏によりOAN(Open Autonomic Network) の紹介がありました。これは運用管理者の労力軽減を図るネットワーク管理への取 り組みの一環として、同社が提供するXML/SOAPを用いたAPIやVLAN制御によるサー バー切り替えなどの解説となりました。今後ネットワーク機器の情報を交換でも XMLベースのデータが活用されることになりそうです。 ===================================== 【活動実績:2006年6月】 ===================================== ◆6月 1日(木):XMLコンソーシアム総会 ◆6月15日(木):部会リーダーミーティング ◆6月16日(金):ユビキタス・組み込み系部会(IIJ) ◆6月20日(火):XMLコンソーシアム 関西DAY(日本ユニシス関西支社) ◆6月28日(水):XMLコンソーシアム部会紹介セミナー(ジャストシステム) ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆7月13日(木):部会リーダー会、運営委員会(インフォテリア) ◆7月18日(火):Web 2.0部会(ジャストシステム) ◆7月18日(火):関西部会 ◆7月19日(水):ユビキタス・組み込み系部会(IIJ) ◆7月20日(木):BI研部会+SOA部会(会場調整中) ◆7月21日(金):Webサービス実証部会+セキュリティ部会(会場調整中) ◆7月25日(火)で調整中:XML入門セミナー ◆7月25日(火)or 26日(水)で調整中:クロスメディア・パブリッシング部会 ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] ◆2006年9月14日(木)〜15日(金)  Modeling Forum 2006(後援) ◆2006年10月19日(木)〜21日(土)  ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2006(協賛) http://ses2006.sys.wakayama-u.ac.jp/ ===================================== 【運営委員会から】 ===================================== ◆XMLコンソーシアム総会、無事に終了しました  XMLコンソーシアムにとって年間の節目となり、最も重要なイベントである総会 が無事に終了しました。協力してくださった関係者の皆様に改めてお礼申し上げま す。新たな年度を迎え、気持ちも新たに活動の活性化に向けて努力していこうと思 います。 ◆新年度の好機に部会活動に参加しませんか  これからXMLコンソーシアムは新年度が始まります。年度の変わり目は部会活動 も再スタートを切る時期ですので、参加するには今が絶好の時期です。これまで 参加をためらっていたなら、まずは部会の様子を見学するところから始めてはいか がでしょうか。参加や見学のご希望は事務局あてにメールでお申し込みください。 ◆XML入門セミナーを開催します  7月25日に初級者向けにXML入門セミナーを開催いたします。XMLの知識を一から 吸収するのにいい機会です。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。会場や内容 など詳細は追ってご案内いたします。 ◆メルマガの感想をお聞かせください  XMLコンソーシアムでは、皆さんへの広報手段としてメルマガをより一層活用し ていきたいと考えております。メルマガに関しまして、ご感想/ご要望等がござい ましたら、ぜひお寄せください。 ===================================== 【編集後記】 =====================================  最近ではIT系のメディア以外のビジネス系雑誌などでもWeb 2.0という文字を見 かけるようになりました。それだけインターネットの世界で起きている変化が注目 されているのでしょうか。思えば筆者もメールアドレスを取得してからほぼ10年。 十年一昔というくらいですから、時代が一巡りしたのかもしれません。 ===================================== 【このメールマガジンについて】 ===================================== なお、当メールマガジンはXMLコンソーシアム会員を対象に発行しております。 転送する場合は社内に限定するなど、ご配慮をお願いいたします。 次回以降の配信先の変更や追加、および要望はXMLコンソーシアム事務局まで ご連絡ください。 発行人:鶴保征城 編集人:加山恵美 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 事務局宛てメール :mailto:xmlcons@fsi.co.jp 〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトABCビル Tel:03-5600-6205 / Fax:03-5600-6431 Copyright(C) 2006 The XML Consortium =====================================