===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス 2007年7月号(2007年7月10日発行) =====================================  W3Cは6月28日にWeb Services Description Language(WSDL)2.0を勧告として 発表しました。WSDL 2.0ではSOAPに完全対応しているとのことです。Webサービス のWSDL 2.0化へと進むでしょうか。 メールマガジンの配信先については末尾の案内をご覧ください。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆トピック  −XMLコンソーシアム部会紹介セミナー(7月11日)  −「エンタープライズ・システムのためのWeb 2.0」 提言書(Web2.0部会)  −国内初のVoiceXML書籍を出版(VoiceXML部会)  −Webサービス実証部会のWeek発表がニュースに掲載 ◆イベント:第7回 XMLコンソーシアム総会(6月8日) ◆イベント:第6回 XMLコンソーシアムWeek「関西Day」(6月19日) ◆活動実績(2007年6月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【トピック:今後のイベントからXMLコンソーシアム活動成果など】 ===================================== ◆XMLコンソーシアム部会紹介セミナー(7月11日)  2007年度の最初のイベントとして、7月11日に部会紹介セミナーを開催いたしま す。各部会活動の概要を知ることができます。コアメンバーも参加しますので、顔 ぶれや雰囲気を見て今後参加するかどうか決めてもよいでしょう。  2007年度 XMLコンソーシアム部会紹介セミナー開催のご案内  http://www.xmlconsortium.org/seminar07/070711/070711-info.html ◆「エンタープライズ・システムのためのWeb 2.0」 提言書  Web2.0部会がまとめた提言書がついに公開となりました。Web2.0的なマッシュアッ プ・アプリケーションを作成するための技術ノウハウからビジネスモデルの解説ま で、充実した内容となっています。  エンタープライズ・システムのためのWeb 2.0  http://www.xmlconsortium.org/wg/web2.0/teigensho/index.html ◆国内初のVoiceXML書籍を出版  VoiceXML部会のメンバーが中心となり、国内初となるVoiceXML書籍を執筆しまし た。音声データのためのVoiceXMLの意義や利点を具体的に解説しています。  【報道発表】 XMLコンソーシアムの活動成果として、国内初のVoiceXML書籍を出版  http://www.xmlconsortium.org/release/pdf/px070530-VoiceXMLbook-final.pdf 「VoiceXML〜入門からアプリ開発・応用まで〜」  XMLコンソーシアム Voice XML部会 編著  http://www.ric.co.jp/book/contents/book_689.html ○出版: リックテレコム (2007/05) ○定価:2520円(本体2400円) ○ISBN:978-4-89797-689-1 ◆Webサービス実証部会のWeek発表がニュースに掲載  XMLコンソーシアムWeekでWebサービス実証部会が発表したWebOSについて、ITpro がニュースとして採りあげました。発表の先進性とWebOSへの関心の高さがうかが えます。  「WebOSはビジネスになる?――XMLコンソーシアムが研究成果を発表」  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070523/272071/ ===================================== 【イベント:第7回 XMLコンソーシアム総会(6月8日)】 =====================================  XMLコンソーシアムは6月8日、第7回 総会を開催いたしました。 ◆XMLコンソーシアム第7回総会 http://www.xmlconsortium.org/soukai/070608/070608-prog.html  冒頭には総会記念セミナーとしてフリージャーナリストの佐々木俊尚様に「台頭 するソーシャルメディアとその可能性」と題して講演いただきました。佐々木氏は 「Web2.0の構成要素は2つ。巨大なデータベースとそこからデータを集めるUFOキャッ チャーシステム」と述べ、近年の検索エンジンやSNSの動向などを具体的に分かり やすく解説してくださいました。最終的には「いかに情報の確度を高めるか」とい うところに行き着くそうです。  総会の議案はすべて承認となりました。来年度の活動に関係して、まず会員規約 改定がありました。改定は第3条の「目的」に「XMLの利活用を促進するために」と いう文言を加えることです。当初は普及啓発に重点が置かれていましたが、近年で は新技術の実践も重要になってきたためです。  活動の中心となる組織は以下の通りです。2007年度はXMLデータベース勉強会が 部会へと昇格します。また勉強会は情勢に合わせ適宜新設します。  [技術志向]   ○セキュリティ部会   ○Webサービス実証部会   ○ユビキタスWeb部会  [ビジネス志向+技術志向]   ○Web2.0部会   ○SOA部会   ○ビジネス・イノベーション研究部会   ○クロスメディア・パブリッシング部会   ○XMLデータベース部会   ○関西部会  [標準化]   ○TravelXML標準化部会   ○ContactXML部会   ○コンテンツ利用情報標準化部会  [勉強会]   ○XMLマスター勉強会   ○内部統制勉強会  なおXMLコンソーシアムのWebサイトで総会の議案書と付属資料を公開しています。 ◆第7回総会議案書(PDF 217KB) http://www.xmlconsortium.org/member/open/soukai-data/070608-soukai7-giansyo.pdf ◆第7回総会付属資料(PDF 1567KB) http://www.xmlconsortium.org/member/open/soukai-data/070608-soukai7-fuzokushiryou.pdf ===================================== 【イベント:第6回 XMLコンソーシアムWeek「関西Day」(6月19日)】 =====================================  6月19日には日本ユニシス関西支社にてXMLコンソーシアムWeek「関西Day」を開 催しました。関西にて「関西Day」を実施するのは今回で3回目となります。発言者 が口々に「関西をもっと元気にしよう」と呼びかけ、参加者がそれに呼応し、連帯 感と活気あるイベントでした。 ◆第6回XMLコンソーシアムWeek 「関西Day」 http://www.xmlconsortium.org/seminar07/070619/070619-prog.html  招待講演では日本BEAシステムズ シニアプリンシパルコンサルタント エンター プライズアーキテクト ジャパンリードの岡嵜禎氏が「企業システムへの最適なSOA アプローチとは」と題して、SOAの定義からESBを中心としたSOA事例を紹介してく ださいました。SOAプロジェクトのポイントとして、アーキテクチャに対する共通 認識、実施メンバーへの教育、組織の壁を乗り越えることの重要性、また長期の実 践であることを念頭においたほうがいいとの指摘がありました。加えて、招待部会 報告としてSOA部会が「サービス設計のベストプラクティス」を発表しました。  関西部会は地域でくくられた部会です。参加者の多くは開発を主としているエン ジニアなので、技術志向が高く実践を重視してます。東京で実施したWeekでも関西 部会からの発表がありましたが、今回はさすが地元での発表! 東京の時に比べ 十分な時間と豊富なメンバーの条件が揃い、充実した内容となっていました。  特に関西部会が開発したWeb2.0アプリケーションのデモは東京のデモからさらに 改良が加えられたものとなっていました。発表当日の朝まで改良を加えるほど力が 入っていたそうです。発表も関西らしく2人の対話式で進行しました。  そのアプリケーション「コードネーム:いまどこ」はWeb2.0/SaaS型アプリケー ションです。メモやカレンダーなどの機能がガジェットとして部品化しており、グ ループ間で情報を共有することができます。デモでは初めてログインするメンバー がみんなに伝えたいメモを作成し、ほかのメンバーがそのメモから場所情報付きの スケジュールを作成していました。  技術的にはAJAXやWeb APIを活用し、認証サービスや場所情報サービスをブラウ ザ上でマッシュアップしています。「ユーザーにとって使いやすく、開発者にとっ て作りやすく」をコンセプトとし、今後さらにガジェットを拡充し、ユーザビリティ を向上していく予定です。 @話題の用語:ガジェット(Gadget)・ウィジェット(Widget) −−−−−−−  パソコンのデスクトップやブラウザに配置することができるアクセサリ的なソフ トウェア。時計やメモから、最近では高機能なものも見られるようになってきた。 主にJavaScriptで開発する。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ===================================== 【活動実績:2007年6月】 ===================================== ◆6月 8日(金):理事会、総会、懇親会 http://www.xmlconsortium.org/soukai/070608/070608-prog.html ◆6月11日(月):関西部会 ◆6月12日(火):内部統制勉強会 ◆6月19日(火):クロスメディア・パブリッシング部会 ◆6月19日(火):XMLコンソーシアム 関西Day http://www.xmlconsortium.org/seminar07/070619/070619-prog.html ◆7月 5日(木):ユビキタスWeb部会 ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆7月11日(水):部会紹介セミナー ◆7月12日(木):部会リーダー会、運営委員会(日立システムアンドサービス) ◆7月17日(火):内部統制勉強会(NTTデータ) ◆7月19日(木):SOA部会+BI研究部会(会場調整中) ◆7月24日(火):クロスメディア・パブリッシング部会(会場調整中) ◆7月25日(水):Webサービス実証部会(キヤノンソフト情報システム) ◆8月 9日(木):ユビキタスWeb部会(会場調整中) ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] ◆2007年7月11日(水)〜13日(金)  ビジネスシヨウ TOKYO2007 (協賛)  http://bs.noma.or.jp/index.html ◆2007年8月27日(月)〜29日(水)  ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2007 (協賛)  http://ses2007.cs.shinshu-u.ac.jp/ ◆2007年9月13日(木)〜14日(金)  Modeling Forum 2007(後援)  http://www.idg.co.jp/expo/mdl/ ===================================== 【運営委員会から】 ===================================== ◆部会紹介セミナーを開催します  7月11日に部会紹介セミナーを日本IBM箱崎事業所にて開催いたします。部会へ の参加に興味がおありの方は、ぜひこの機会に参加して部会活動の概要や雰囲気 をつかんでみてはいかがでしょうか。  http://www.xmlconsortium.org/seminar07/070711/070711-info.html ◆Week発表の資料をWebサイトで掲載しています  XMLコンソーシアムWeek、総会、関西Day、5月から6月にかけて開催したイベント で配布した資料をXMLコンソーシアムのWebサイトにアップロードしました。資料を ダウンロードするには会員専用のIDとパスワードが必要です。  セミナー情報 2007年度  http://www.xmlconsortium.org/seminar07/index07.html ◆メルマガの感想をお聞かせください  XMLコンソーシアムでは、皆さんへの広報手段としてメルマガをより一層活用し ていきたいと考えております。メルマガに関しまして、ご感想/ご要望等がござい ましたら、ぜひお寄せください。 ===================================== 【編集後記】 =====================================  関西Dayのデモでは、アプリケーションを初めて利用するユーザー役の発表者が 「来月ダンスの発表会があります」とメモを記入してメンバーにイベントを告知し ていました。このダンスの発表会は便宜的な作り話ではなく本当だそうです。筆者 もダンスをやるのでとても共感できました。いい発表会になるといいですね。 ===================================== 【このメールマガジンについて】 ===================================== なお、当メールマガジンはXMLコンソーシアム会員を対象に発行しております。 転送する場合は社内に限定するなど、ご配慮をお願いいたします。 次回以降の配信先の変更や追加、および要望はXMLコンソーシアム事務局まで ご連絡ください。 発行人:鶴保征城 編集人:加山恵美 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 事務局宛てメール :mailto:xmlcons@fsi.co.jp 〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトビル Tel:03-5600-6205 / Fax:03-5600-6431 Copyright(C) 2007 The XML Consortium =====================================