===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス 2007年11月号(2007年11月12日発行) =====================================  先日テレビを見たら、細菌を見る能力を持つ青年が主人公のアニメが放送されて いました。主人公には青カビから納豆菌までかわいい姿で見えてしまうとか。昨今 よく「見える化」という言葉を聞きますが、これは究極の「見える化」能力ですね。 メールマガジンの配信先については末尾の案内をご覧ください。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆ニュース:製造業のシステム間連携デモに対するセキュリティ調査報告を実施 ◆イベント予告:XMLコンソーシアム Day(12月4、6、7日) ◆イベント予告:XMLマスター勉強会(プロフェッショナル)(11月28日) ◆インタビュー:セキュリティ部会・松永豊氏(東京エレクトロン デバイス) ◆活動実績(2007年10月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【ニュース:製造業のシステム間連携デモに対するセキュリティ調査報告を実施】 =====================================  セキュリティ部会では、XMLコンソーシアムのアライアンスパートナーが共同で 推進する製造情報連携フォーラムのシステム間連携デモに協力し、セキュリティ 調査報告を行いました。  このデモは11/13日から始まるシステムコントロールフェア2007の同フォーラム のブース(#1-27)で展示されます。セキュリティ調査報告は、このフェアに合わせ てXMLコンソーシアムWebサイトで公開し、ブースのパネルやシアターでも紹介しま す。セキュリティにご興味のある方はぜひイベントに足をお運びください。 ◆シアタープレゼンテーション日程(2回)  −11月13日 16:00  −11月15日 16:00 ◆システムコントロールフェア2007  http://www.scf.jp/ ===================================== 【イベント予告:XMLコンソーシアム Day(12月4、6、7日)】 =====================================  毎年12月になると恒例のXMLコンソーシアムDayを開催します。これはXMLコンソ ーシアム活動の中間発表となるイベントで、半年間の活動経緯や今後の展望を発表 する場となります。当初は「Day」という名の通り1日のみのイベントでしたが、近 年では活動内容の拡大に伴い2日間に広がり、今年はなんと3日間に渡るイベントと なります。  まだ詳細を調整している段階ですが、現時点では日程と割り振りがほぼ確定して います。全体テーマは「使っていますか、XML」となり、コンソーシアムが活動目 的に掲げる「XMLの利活用」を表現しています。  追って詳細を公表いたしますが、基調講演や招待講演にはXMLに見識が深い著名 人が登場し、また部会活動の成果報告も盛りだくさんです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− XMLコンソーシアム Day 「使っていますか、XML」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆12月4日(火)13:00-18:00「ユーザー主導のためのXML」  ・基調講演   「最近のITの潮流が拓く新しいビジネスシーン」(仮)   株式会社セールスフォース・ドットコム 宇陀栄次様  ・Web2.0部会 ◆12月6日(木)13:00-18:00「アーキテクトのためのXML」  ・招待講演(調整中)  ・関西部会  ・SOA部会 と BI研究部会 ◆12月7日(金)10:00-12:00, 13:00-18:00「エンジニアのためのXML」  ・招待講演   「ユーザ主体のアプリケーション開発手法                 〜Situational Application概説」(仮)   日本アイ・ビー・エム株式会社 野口雅人様  ・クロスメディア部会  ・XMLDB部会  ・WS実証部会、セキュリティ部会  詳しい内容は追ってお送りする案内をご覧ください。どうぞご期待ください。 ===================================== 【イベント予告:XMLマスター勉強会(プロフェッショナル)(11月28日)】 =====================================  XMLコンソーシアムは11月28日、XMLマスター勉強会を開催いたします。XMLマス ター勉強会とはXMLの技術認定制度となる「XMLマスター」の試験対策となる勉強会 です。勉強会ではまず最初に要点を解説し、簡単な模擬試験を行い、続けてその場 で模擬試験の解答と解説を行います。  XMLマスターは基礎編となる「ベーシック」と応用編となる「プロフェッショナ ル」の2つのレベルで構成されています。さらに「プロフェッショナル」は「アプ リケーション開発」と「データベース」の2通りに分かれています。ベンダー製品 に依存せず中立的な技術を認定するため、エンジニアからの関心も高い試験です。  今回対象となる試験は「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション)」 です。2007年12月から試験開始となる「XMLマスター:プロフェッショナル(デー タベース)」は今回の勉強会には含まれません。しかし近いうちにこの新しい試験 を対象とした勉強会を開催する予定です。  これまで開催したXMLマスター勉強会では受講者の方々から「自学習ではなかな か理解できなかったところを理解することができた」、「実際の試験のような模擬 試験を体験できてよかった。試験直後の解説で、疑問点がすぐ解決して理解しやす かった」など、高い評価をいただいております。試験対策にとどまらず、XMLの本 質を理解する上で貴重な機会となるでしょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− XMLマスター勉強会 <プロフェッショナル(アプリケーション開発)直前対策セミナー> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 日時:2007年11月28日(水) 13:30〜18:00 (受付開始13:00) 会場:大森ベルポートA館 13F (株)日立製作所 来客コーナー    東京都品川区南大井6丁目26番2号 地図:http://www.omoribellport.com/about/map.html アクセス:JR京浜東北線 大森駅より徒歩5分      京浜急行線 大森海岸駅より徒歩7分 定員:40名(先着順) 内容:  ・XMLマスター:プロフェッショナル試験のポイント  ・模擬試験  ・解答の解説とポイントの説明  ・質疑応答 講師:インフォテリア株式会社 教育部 木村達哉 様 対象者:XMLコンソーシアム会員 参加費:無料 ◆XMLマスター勉強会  <プロフェッショナル(アプリケーション開発)直前対策セミナー>のご案内  http://www.xmlconsortium.org/wg/xmlmaster/071128-info.html ◆XMLマスター  http://www.xmlmaster.org/certification.html ===================================== 【インタビュー:セキュリティ部会・松永豊氏(東京エレクトロン デバイス)】 =====================================  今回はセキュリティ部会リーダーの松永豊氏(東京エレクトロン デバイス)に お話を聞きました。最近、松永氏は東京エレクトロンから東京エレクトロン デバ イスへと所属が変わりました。「でも私がやっていることは変わりません」と松永 氏は言います。東京エレクトロン デバイスは東京エレクトロンのグループ企業で、 松永氏がいる部署が東京エレクトロン デバイスへと移ったということのようです。  松永氏はコーポレート企画室に所属し、CN事業本部 ネットワーク事業部という 部署の事業開発を担当しています。なおCN事業本部はIT製品の輸入・販売をしてい ます。松永氏はベンチャーも含め海外のネットワーク関連製品を調査し、日本にお ける代理店契約をするなど、いわば貿易商社のビジネスパーソンです。  XMLコンソーシアムと接点が生じたのは2003年ごろ。松永氏の専門はネットワー ク関連の機器や製品です。このころからXMLを扱うネットワーク製品が増えてきて XMLに関心を持つようになりました。そこでXMLの情報収集のため、XMLコンソーシ アムのイベントや部会に参加するようになったそうです。  まず松永氏が足を運んだのは実務に近い応用技術部会のセキュリティWGでしたが、 最初は技術的難易度の高さに戸惑うこともあったとか。しかし2004年に転機が訪れ ます。応用技術部会がWebサービスの実証実験に着手することになり、その実証実 験で用いるネットワーク機器を松永氏が紹介・手配することでXMLコンソーシアム 活動と密接に関わるようになってきました。  後の体制変更でセキュリティWGが部会として独立し、今年度から松永氏が部会 リーダーに就任しました。現在のセキュリティ部会は認証技術を中心に活動してい ます。この背景には昨今マッシュアップなど複数のWebサービスを組み合わせる機 会が増えたことが挙げられます。具体的にはSAML、OpenID、CardSpaceといった認 証の一元化を行う技術をWebサービス実証部会と合同で調査しています。ほかにも XAdES(長期署名プロファイル)の調査や製造情報連携フォーラムに提言を行うな どしています。  松永氏は「前にセキュリティ部会が翻訳したWSS(WS-Security 2004)は基盤的 な技術論でしたが、認証や署名は実用化が進んできている領域です。セキュリティ 部会は基礎的な研究からベストプラクティスを模索する段階に来ているのかもしれ ません。部会参加者はかつては開発者が中心でしたが、最近では(自分に近い)ネッ トワーク寄りの人も増えてきました。今後はネットワークにおけるXMLやセキュリ ティ技術を探求していければと思います」と話しています。 ===================================== 【活動実績:2007年10月】 ===================================== ◆10月 3日(水):初心者向け入門セミナー ◆10月 3日(水):内部統制勉強会 ◆10月10日(水):クロスメディア・パブリッシング部会 ◆10月18日(木):部会リーダー会、運営委員会 ◆10月22日(月):Webサービス実証部会+セキュリティ部会 ◆10月25日(木):SOA部会+BI研究部会 ◆10月25日(木):XMLDB部会 ◆10月26日(金):Web2.0部会 ◆11月 7日(水):内部統制勉強会 ◆11月 8日(木):部会リーダー会、運営委員会(日立ソフト) ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆11月14日(水):クロスメディア・パブリッシング部会(会場調整中) ◆11月15日(木):SOA部会+BI研究部会(会場調整中) ◆11月19日(月):関西部会(日本ユニシス) ◆11月21日(水):Webサービス実証部会+セキュリティ部会(アドソル日進) ◆11月28日(水):XMLマスター勉強会 プロフェッショナル直前対策セミナー  http://www.xmlconsortium.org/wg/xmlmaster/071128-info.html ◆11月28日(水):XMLDB部会(電子学園日本電子専門学校) ◆11月30日(金):Web2.0部会(NTTデータ) ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] ◆2007年11月15日(木)〜16日(金)  Web 2.0 EXPO Tokyo(後援)  http://www.cmptech.jp/web2expo/ ◆2007年11月22日(木)  デジタルドキュメント・シンポジウム2007(協賛)  http://sigdd.itakura.toyo.ac.jp/ddsympo-07.htm ◆2008年1月29日(火)  ソフトウェアジャパン 2008 (協賛)  http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/forum/software-j2008/ ===================================== 【運営委員会から】 ===================================== ◆XMLコンソーシアム Dayに向けて詳細を調整中です  XMLコンソーシアム Dayは12月4、6、7日に開催することになりました。 講演や部会の割り振りなど、おおまかなスケジュールはほぼ確定しましたが、詳細 は追ってご案内をお送りいたします。どうぞご期待ください。 ◆XMLマスター勉強会プロフェッショナル試験対策を11月28日に開催します  9月にXMLマスター勉強会ベーシック試験対策を実施しましたが、これに続けてプ ロフェッショナル試験対策を11月28日に実施いたします。今回対象となる試験は 「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)」ですが、近いう ちに「XMLマスター:プロフェッショナル(データベース)」を対象とした勉強会 も開催できるように調整中です。  http://www.xmlconsortium.org/wg/xmlmaster/071128-info.html ◆メルマガの感想をお聞かせください  XMLコンソーシアムでは、皆さんへの広報手段としてメルマガをより一層活用し ていきたいと考えております。メルマガに関しまして、ご感想/ご要望等がござい ましたら、ぜひお寄せください。 ===================================== 【編集後記】 =====================================  これまで「XMLデータベース」というと、それ専用に開発されたものとRDBにその 機能を付与したものがあり、前者は「ネイティブXMLデータベース」、後者は「ハ イブリッドXMLデータベース」と呼ばれていました。しかしRDBでもネイティブXML データベースに相当する機能を有するようになり、「ネイティブXMLデータベース」 の定義が変わりつつあるようです。それだけXMLをその構造のままデータベースに 格納する必要性が高まっていることの裏返しなのかもしれません。 ===================================== 【このメールマガジンについて】 ===================================== なお、当メールマガジンはXMLコンソーシアム会員を対象に発行しております。 転送する場合は社内に限定するなど、ご配慮をお願いいたします。 次回以降の配信先の変更や追加、および要望はXMLコンソーシアム事務局まで ご連絡ください。 発行人:鶴保征城 編集人:加山恵美 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 事務局宛てメール :mailto:xmlcons@fsi.co.jp 〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトビル Tel:03-5600-6205 / Fax:03-5600-6431 Copyright(C) 2007 The XML Consortium =====================================