===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス 2008年10月号(2008年10月10日発行) =====================================  牛乳に顆粒の乳酸菌と酵母を混ぜ、1日待ち、ヨーグルトを作っています。夏の 間なら室温で発酵しますが、寒くなると保温器が必要です。その保温器をつい先日 使い始めることにしました。秋になったんだなと感じました。  メールマガジンの配信先については末尾の案内をご覧ください。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆文書公開  −MOF2008合同デモシステム向けセキュリティ報告(セキュリティ部会)  −XMLDBに関する質問回答集(XMLDB部会) ◆イベント:XMLコンソーシアムセミナー  〜XMLマスタープロフェッショナル(アプリケーション開発)直前対策セミナー〜 ◆募集:XMLに関したセキュリティツール/製品の調査(セキュリティ部会) ◆活動実績(2008年9月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【文書公開】MOF2008合同デモシステム向けセキュリティ報告(セキュリティ部会) =====================================  XMLコンソーシアム セキュリティ部会は製造業の技術標準化団体の連携による フォーラムイベント「MOF2008(IA懇談会主催)」で行われた連携デモシステムに 対して、セキュリティ技術の適用を検討し報告しました。 ◆MOF 2008 合同デモシステム向けセキュリティ報告書  http://www.xmlconsortium.org/public_doc/mof2008_security/mof2008.html ◆MOF 2008 製造業の技術標準化団体の連携によるフォーラム  http://www.mstc.or.jp/iaf/mof2008/  同部会は2007年に開催されたSCF2007(製造情報連携フォーラム)においてデモ システム向けにセキュリティを検討したことがあります。今回の活動はその SCF2007を引き継いだもので、実装面も含めた、より具体的な情報提供を目指しま した。報告書ではシステム間連携において送信されるXMLデータの暗号化と電子署 名について、技術概要と実装例を解説しています。 ◆SCF2007(製造情報連携フォーラム)デモシステム向けセキュリティ検討  http://www.xmlconsortium.org/wg/sec/securiry-proposal-071110a.pdf  今回公開した文書はSCF2007に続いて作成されたもので、より具体的な実装も 加味した内容となっています。 ===================================== 【文書公開】XMLDBに関する質問回答集(XMLDB部会) =====================================  XMLコンソーシアム Week XMLDB部会(2008年6月5日)の発表では、最後はパネ ルディスカッションで締めくくりました。率直な意見が飛び交い、大変有意義な ディスカッションとなりました。ここでは会場からも質問を募集しましたが、時 間が足りずに回答できなかったものが14項目あり、これらに対してXMLDB部会が後 日回答をまとめ、XMLコンソーシアムのWebサイトで公開することになりました。 ◆XMLDBに関する質問回答集  http://www.xmlconsortium.org/public_doc/0809_xmldb_QA/0809_XMLDB_QA.htm  質問項目のすべてを以下に列挙します。回答は上記ページをご覧ください。  同じ質問に対し、各ベンダーやパネリストの見解、解釈が異なるものも多々あ り、公式化されないXMLDBの個性の幅を感じさせる興味深い資料となっています。 XML技術には、そうした懐の深さがあり、まだまだ未踏の可能性を残していること を垣間見ることができます。 Q1.データ検索についてはXQueryが実質スタンダードになりつつあるように感 じられるが、更新については今後W3Cの勧告を待ちつつ、XQuery Updateへと一 本化されることになるのか? Q2.現在XMLDBは、文書管理や商品管理といった分野で多く利用されているが、 昨今では工場などの製造現場においてもXMLデータが利用されることが出てきた。 それをふまえて、現状RDB一色の製造現場のシステム(見積りワークフロー、ト レーサビリティ、機械の生産実績、データの自動収集など)にもXMLDBが利用さ れていく可能性はあるか?またあるとすれば、どのような技術課題がクリアさ れる必要があるか? Q3.RDBを利用する場合と比較して、XMLDBを利用したほうがシステム構築期 間が短くなるという話を聞くが本当か? Q4.ユーザがXMLDBパッケージを購入した場合、自身で十分な性能を引き出す ためのチューニングや設定を行うことはできるのか? Q5.RDBの世界では常識となっている可用性のしくみはXMLDBにもあるのか? Q6.XMLDBベンダーへの質問です。何故XMLDBMSの製品化を決定されたのか、 その背景をお聞かせください。 Q7.XMLDBではこれまで性能や大容量対応がアピールされてきたが今後も同じ 傾向か? Q8. XMLDBの価格はいくらが適正か? Q9.データ系のXMLの管理はXMLDB-XQueryの検索で良いと思うのですが、文書 系のXMLについては、意味の解釈があいまいな検索が必要と思うので、XQueryの 能力外と考えます。これはXMLDBの機能拡張で補うか、新しいアーキテクチャー のDBで扱うべきなのか、どちらが考えられるのでしょうか。 Q10.ハイブリッドXMLDBという分類名をどう考えられますか Q11.XQueryについての印象はどうですか? Q12.データベースとしては、セキュリティは大切な要素と考えられます。 見せてよい項目、更新の可/不可(参照のみさせたい)などのコントロールは XMLDBの場合、どのように実現されているのでしょうか?やはりAP側で考慮する (作りこむ)のでしょうか? Q13.データ構造の柔軟性がITにとって、本当にメリットか? Q14.設計ノウハウや利用メリットなどをユーザにどのように指導していますか? ===================================== 【イベント】XMLコンソーシアム・セミナー  〜XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)直前対策セミナー〜 =====================================  2008年10月31日(金)にXMLコンソーシアムセミナーとして、XMLマスタープロ フェッショナル(アプリケーション開発)直前対策セミナーを開催します。  これまでも同様のセミナーを開催しておりますが、毎回受講者の皆様から高い 評価をいただいております。今回の「XMLマスター:プロフェッショナル(アプリ ケーション開発)」を対象としたセミナーは今年度はこの1回限りで、定員は先着 50名様までなのでお早めに申し込みください。  なお本セミナーに出席された方には、特典としてXMLマスター試験を優待価格で 受験できるチケットをお渡しいたします。 ◆XMLコンソーシアム・セミナー 〜XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)直前対策セミナー〜  http://www.xmlconsortium.org/seminar08/081031/081031-info.html 日時:2008年10月31日(金) 13:30〜18:00 (受付開始13:00) 会場:大森ベルポートA館 13F (株)日立製作所 来客コーナー    東京都品川区南大井6丁目26番2号 地図:http://www.omoribellport.com/about/map.html アクセス:JR京浜東北線 大森駅より徒歩5分      京浜急行線 大森海岸駅より徒歩6分 定員:50名(先着順) 内容:  ・XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)試験のポイント  ・模擬試験  ・解答の解説とポイントの説明  ・質疑応答 講師:インフォテリア株式会社 教育部 木村達哉 様 ===================================== 【募集】XMLに関したセキュリティツール/製品の調査協力(セキュリティ部会) =====================================  セキュリティ部会ではこれからXMLセキュリティに関するツール/製品について の調査を始めます。  以前にも同部会が中心となり、「オープンなWebアプリケーション環境のための セキュリティ最新動向 - 認証技術編」と題したXMLコンソーシアムセミナーを開 催したことがありました。今回の調査は過去のセミナーから3年が過ぎ、最新動向 を改めて見直そうというものです。 ◆XMLコンソーシアムセミナー(2005年9月開催)  オープンなWebアプリケーション環境のためのセキュリティ最新動向-認証技術編  http://www.xmlconsortium.org/seminar/050913/050913-prog.html  セキュリティ部会ではセキュリティツール/製品に関する情報提供を募集してい ます。特にWS-Security(暗号化、電子署名)対応製品の最新動向を優先し、ほか 下記の項目を調査していく予定です。 ○XML暗号化/電子署名/WS-Security ○XML長期署名 ○XML/SOAPファイアウォール  詳細は以下のURLからご確認ください。なお閲覧できるのはXMLコンソーシアム の会員のみです。 ◆セキュリティ部会>ツール/製品調査の情報と参加者を募集  http://sns.xmlconsortium.org/55f9dfcb-5aca-4a6b-8ad7-ce5e97d40c88/Download?id=55f9dfcb-5aca-4a6b-8ad7-ce5e97d40c88&mode=direct  こうしたツールについて知りたいと思われている方、ベンダーとして製品情報 を広めたい方、面白そうだから手伝ってみようという方、セキュリティ部会まで ご連絡ください。  会員の方は松永リーダーあてにメッセージでご連絡ください。 非会員の方はXMLコンソーシアム事務局 xmlcons_staff@fsi.co.jp にご連絡くだ さい。 ===================================== 【活動実績:2008年9月】 ===================================== ◆9月02日(火):XMLDB部会 ◆9月08日(月):関西部会 ◆9月10日(水):クロスメディアパブリッシング部会 ◆9月11日(木):運営委員会 ◆9月18日(木):BI研+SOA部会 ◆9月25日(木):Webサービス実証部会 ◆9月25日(木):セキュリティ部会 ◆9月26日(金):Web2.0部会 ◆9月30日(火):XML設計技術勉強会 ◆10月8日(水):クロスメディアパブリッシング部会 ◆10月9日(木):運営委員会 ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆10月16日(木):BI研+SOA部会(JIEC) ◆10月16日(木):Web2.0部会(日立ソフトタワー) ◆10月24日(金):XMLDB部会(ジャストシステム) ◆10月22日(水):セキュリティ部会(日立システムアンドサービス) ◆10月22日(水):Webサービス実証部会(日立システムアンドサービス) ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] 現在は特にありません。 ===================================== 【運営委員会から】 ===================================== ◆デモシステムのセキュリティとXMLDBへの質問、2つの文書を公開しました  セキュリティ部会が手がけたMOF 2008におけるデモシステムにおけるセキュリ ティ報告書、およびXMLコンソーシアム Week XMLDB部会のパネルディスカッショ ンにて出されたXMLDBの質問への回答、2つの文書を公開しました。有益な情報が 凝縮されていますので、どうぞご一読ください。 −MOF 2008 合同デモシステム向けセキュリティ報告書  http://www.xmlconsortium.org/public_doc/mof2008_security/mof2008.html −XMLDBに関する質問回答集  http://www.xmlconsortium.org/public_doc/0809_xmldb_QA/0809_XMLDB_QA.htm ◆XMLコンソーシアムセミナーを開催します  毎回好評をいただいている、XMLマスター試験の直前対策セミナーを10月31日に 開催いたします。定員に限りがございますので、興味のある方はお早めにお申し 込みください。 −XMLコンソーシアム・セミナー 〜XMLマスター:プロフェッショナル(アプリケーション開発)直前対策セミナー〜  http://www.xmlconsortium.org/seminar08/081031/081031-info.html ◆メルマガの感想をお聞かせください  XMLコンソーシアムでは、皆さんへの広報手段としてメルマガをより一層活用し ていきたいと考えております。メルマガに関しまして、ご感想/ご要望等がござい ましたら、ぜひお寄せください。 ===================================== 【編集後記】 =====================================  いろいろと部会にお邪魔させてもらっていますが、部会では雑多な話に移ること も珍しくはありません。しかし一見雑談に見えながらも、多くは最新動向の共有や 率直な評価であり、こうした議論を通じて行動予定が決まっていきます。面白いで すね。 ===================================== 【このメールマガジンについて】 ===================================== なお、当メールマガジンはXMLコンソーシアム会員を対象に発行しております。 転送する場合は社内に限定するなど、ご配慮をお願いいたします。 次回以降の配信先の変更や追加、および要望はXMLコンソーシアム事務局まで ご連絡ください。 発行人:鶴保征城 編集人:加山恵美 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 事務局宛てメール :mailto:xmlcons_staff@fsi.co.jp 〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトビル Tel:03-5600-6205 / Fax:03-5600-6431 Copyright(C) 2008 The XML Consortium =====================================