===================================== XML Consortium News X M L コ ン ソ ー シ ア ム ニ ュ ー ス 2008年12月号(2008年12月10日発行) =====================================  街路樹のイチョウが黄色に色づいています。落葉して地面が黄色のじゅうたん のようになっているところもあるのではないでしょうか。冬が始まりますね。  メールマガジンの配信先については末尾の案内をご覧ください。 ===================================== 【目次】 ===================================== ◆イベント:XMLコンソーシアムDay(2009年1月9日) ◆イベント:次世代クライアント、エンタープライズマッシュアップ製品徹底検証 ◆勉強会探訪:XML設計技術勉強会 ◆活動実績(2008年11月) ◆今後の予定 ◆運営委員会から ===================================== 【イベント】XMLコンソーシアム Day(2009年1月9日) =====================================  毎年恒例の「XMLコンソーシアム Day」がいよいよ迫ってきました。  今年度は2009年1月9日に開催します。1日でXMLコンソーシアムの活動およびXML の実情を知る貴重な機会です。ぜひご来場ください。 ◆XMLコンソーシアム Day  http://www.xmlconsortium.org/seminar08/090109/090109-info.html 日時:2009年1月9日(金) 10:00〜19:00(受付開始 9:30) 会場:(株)日立システムアンドサービス 品川本社 参加費:会員、非会員とも無料 10:00-11:00 ビジネスイノベーション研究部会/SOA部会  「i*法を用いたゴール指向分析とサービス設計   〜ビジネスプロセス分析の補完への期待」 11:00-11:20 XML設計技術勉強会 11:30-11:50 気象庁防災情報XML策定協力プロジェクト 11:50-12:30 Webサービス実証部会  「Webサービス実証部会活動状況のご紹介」  「気象防災情報XMLを使った実証実験α版のご紹介」  「気象防災情報XMLを使った実証実験の展開」 13:30-14:15 クロスメディアパブリッシング部会  「マーケティング・グループ」  「技術グループ」  「電子ペーパー・グループ」 14:15-15:00 XMLDB部会  「部会活動報告とトピックスから   〜粗挽きネルドリップなXMLDB的システム観〜」 15:10-15:55 Web2.0部会  「SemanticなWebの新動向」  「OpenSocial APIの使い方」  「新世代ブラウザの"2.0"的活用手法」 15:55-16:15 関西部会  「部会活動概要とWebAPIを用いた実装への試み   〜個人が新たな発見、習得を行える場を目指して〜」 16:15-17:00 セキュリティ部会  「セキュリティ部会・最近の活動内容」  「MOF2008合同デモシステム向けセキュリティ報告」  「XMLセキュリティツール/製品調査」 17:15-19:00 パネル  「エンタープライズシステムの新潮流を展望する」 ===================================== 【イベント】次世代クライアント、エンタープライズマッシュアップ製品徹底検証 =====================================  エンタープライズマッシュアップとリッチクライアントをテーマとしたXMLコン ソーシアムセミナーを開催しています。セミナーは2回に分けて開催し、この分野 の有力製品群を一挙に紹介します。 ◆次世代クライアント、エンタープライズマッシュアップ製品徹底検証 Part I  http://www.xmlconsortium.org/seminar08/081128-1218/081128-info.html ○基調講演 「エンタープライズ2.0で、リッチなコンテンツ統合、情報活用機能の  ロングテールを実現するマッシュアップ支援製品、次世代クライアント製品  〜技術/機能と市場予測〜」  XMLコンソーシアム エバンジェリスト、Web2.0部会リーダー  メタデータ株式会社 代表取締役 野村 直之 氏  野村氏は「Enterprise 2.0市場は2013年には46億ドルに成長する」という市場 調査会社Forrester Researchの報告を提示しながら、Enterprise 2.0市場は今後 成長する分野であることを明示し、その根拠となる「グランズウェル」と呼ばれ る潮流を説明しました。今や顧客は「2.0的」なWebインフラを使いこなして能動 的、活動的になり、製品・サービス提供企業側はこうした動きに対応していく 必要があります。  そこで有効となるのが「ソーシャル・テクノグラフィ」です。これは個々の企 業や製品・サービスの顧客が、ブログ、SNS、ソーシャルブックマーク、簡易マッ シュアップ等の何れのツールを使うのかを見極める手法で、これを駆使して最適 なEnterprise 2.0ツールやインフラを選定するのが戦略上不可欠となります。  またセミナーのテーマにあるマッシュアップについて、日本ではマッシュアッ プアワードなどの後押しもあるためか、「マッシュアップ素材は米国に次いで豊 富」と野村氏。その上で次のようなアドバイスをしていました。「今後企業内で マッシュアップ、またはリッチなコンテンツ統合をしようと考えるなら、まずは フィードから始めてください。コンテンツをフィードにすればマッシュアップが 簡単にできるようになります」  リッチクライアントもマッシュアップと関連して現在注目されている分野です。 リッチクライアントとは表現力や操作性の高さが特徴で、野村氏はそのメリット を「早い、安い、巧い」と端的に表現していました。素早く使えること、従来の 企業アプリケーション開発と比べて桁違いに安いこと、巧みで高機能であるとい うことです。これは会社や社会情勢が急激に変化しても、柔軟について行けると いう強みとなります。 ○紹介された製品  −Serena Business Mashup(セレナソフトウェア日本支社)   http://www.serena.com/geo/jp/mktg/documents/SBM2008JP.Leaflet.pdf   http://www.serena.com/geo/jp/mktg/documents/SBM2008.pdf  −Mextractr for Mashup(メタデータ株式会社)   http://api.emetadata.net  −Afrous(アフロス)(株式会社マッシュマトリックス)   http://www.mashmatrix.com/ja/product/  −IdbA(株式会社サイオ)   http://www.scio.co.jp/idba.html  −Silverlight 2(マイクロソフト株式会社)   http://www.microsoft.com/japan/silverlight/  −Biz/Browser(アクシスソフト株式会社)   http://www.axissoft.co.jp/biz/index.html  −Internet Explorer 8(マイクロソフト株式会社)   http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/ie/beta/default.mspx  セミナー当日のプレゼンテーションは追ってXMLコンソーシアムのWebサイトに て会員限定で公開します。ぜひ詳細をご確認ください。  続いて12月18日にはPart IIを開催いたします。 ◆次世代クライアント、エンタープライズマッシュアップ製品徹底検証 Part II  http://www.xmlconsortium.org/seminar08/081128-1218/081218-info.html 日時:2008年12月18日(木) 13:00〜18:00(受付開始 12:30) 会場:日本アイ・ビー・エム(株) 箱崎事業所 1階AVルーム ○紹介する予定の製品  −IBM Mashup Center(日本アイ・ビー・エム株式会社)   http://www.ibm.com/jp/software/info/mashup-center/  −InWeave Collaboration(株式会社日立システムアンドサービス)   http://www.hitachi-system.co.jp/inweave/  −WebCenter Suite / ECM(日本オラクル株式会社)   http://www.oracle.com/products/middleware/user-interaction/  −エンタープライズリッチクライアントWebプラットフォーム「Nexaweb」   (日本ネクサウェブ株式会社)http://www.nexaweb.co.jp/  −xfy(株式会社ジャストシステム)   http://www.xfy.com/jp/  −Opera 9.6(Opera Software International AS)   http://jp.opera.com/ ○特別講演「次世代クライアント製品の今後について(仮)」  XMLコンソーシアム 副会長  インフォテリア株式会社 代表取締役社長 平野 洋一郎 氏 ===================================== 【勉強会探訪】XML設計技術勉強会 =====================================  XML設計技術勉強会は部会ではなく、XMLの設計技術に関して学ぶための場です。 2008年6月から12月までの限定的な活動で、月に1度のペースで開催しています。 これまで6回開催し、次の12月17日の勉強会が最終回となります。  勉強会は実践的なXMLの設計技術の習得を目的として設立されました。一般的に XMLはすでにあらゆる場面で活用されるようになっています。しかしXMLコンソー シアムの調査では、XMLに期待されている柔軟性や拡張性が実践できているとは言 い難く、また実践的な設計手法が確立されていません。まだ多くの現場において XMLは使いこなせておらず、設計ノウハウが洗練されていないということです。そ こで柔軟性と拡張性が高く、様々な場面で活用できるXMLデータ(スキーマ)を設 計するノウハウをまとめて普及させることが勉強会の目的です。  実際の勉強会では初心者でも分かるようにXMLの概要や基礎から始まり、実際の 設計段階で必要となるポイントや有益な情報を紹介するといった講義へと内容を 発展させてきました。また座学だけではなく実習の時間を多く割きXMLのシステム 設計を体感できるようにしました。参加者は半年間でXML設計の基本と現実味を学 べたことでしょう。 ◆初回:2008年6月26日  XML利活用の現状と実情を知り、XML設計技術のための基礎知識を習得する  −「XML設計技術勉強会」設立趣旨のご紹介  −XML利用実態調査のご紹介  −XMLスキーマ入門  −活動内容に関するディスカッション ◆2回目:2008年7月28日  サンプル・インスタンスを作ってみよう  −XMLスキーマ設計全体の流れ  −XMLスキーマ設計手法に関する情報紹介  −XMLデータのインスタンスを作ってみる(ハンズオン) ◆3回目:2008年8月26日  XMLスキーマを作ってみよう  −既存のXMLスキーマを読み解く  −XMLスキーマ設計手法に関する情報紹介  −XMLスキーマを作成してみる(ハンズオン) ◆4回目:2008年9月30日  −既存XMLスキーマを読み解く(TravelXML)  −XMLインスタンスを作ってみて(パネルディスカッション)  −ハンズオン初級:サラミスライスパターンでXMLスキーマを作成   ハンズオン中上級:辞書を作りつつXMLスキーマやXMLインスタンスを作成 ◆5回目:2008年10月20日  −ハンズオン初級:ベネチアンブラインドパターンでXMLスキーマを作成   ハンズオン中上級:既存XMLスキーマからXMLスキーマやXMLインスタンスを作成  −XMLスキーマを作ってみて(パネルディスカッション)  −既存XMLスキーマを読み解く(XBRL) ◆6回目:2008年11月20日  −XMLDBを意識したXML設計のポイント  −XML設計事例:気象庁の気象防災情報のXML化  −XMLスキーマの作成において便利なツール ◆7回目:2008年12月17日  http://www.xmlconsortium.org/wg/xmldesign/081217-info.html  −XMLスキーマ設計全体の流れ(復習)  −XMLスキーマ設計における様々な課題  −XMLスキーマを読み解く(気象庁防災情報XML) ===================================== 【活動実績:2008年11月】 ===================================== ◆11月12日(水):クロスメディアパブリッシング部会 ◆11月13日(木):運営委員会 ◆11月14日(金):XMLDB部会 ◆11月17日(月):関西部会 ◆11月19日(水):Webサービス実証部会 ◆11月19日(水):セキュリティ部会 ◆11月20日(木):XML設計技術勉強会 ◆11月20日(木):BI研+SOA部会 ◆11月21日(木):Web2.0部会 ◆11月28日(金):  次世代クライアント、エンタープライズマッシュアップ製品徹底検証 Part I  http://www.xmlconsortium.org/seminar08/081128-1218/081128-info.html ===================================== 【今後の予定】 ===================================== [公式イベント] ◆12月10日(水):Web2.0部会(メタデータ) ◆12月11日(木):運営委員会 ◆12月15日(月):関西部会(ブレイニーワークス) ◆12月16日(火):クロスメディアパブリッシング部会(共同印刷) ◆12月16日(火):XMLDB部会(ジャストシステム) ◆12月17日(水):XML設計技術勉強会・最終回(IBM 新渋谷事業所) ◆12月18日(木):  次世代クライアント、エンタープライズマッシュアップ製品徹底検証 Part II  http://www.xmlconsortium.org/seminar08/081128-1218/081218-info.html ◆12月18日(木):Webサービス実証部会(キヤノン情報) ◆12月18日(木):セキュリティ部会(キヤノン情報) ◆12月19日(金):BI研+SOA部会(日本アイ・ビー・エム) ◆2009年1月9日(金):XMLコンソーシアム Day http://www.xmlconsortium.org/seminar08/090109/090109-info.html ※詳細はコンソーシアムや部会からの案内をご確認ください [関連イベント] ◆2009年1月27日(火):ソフトウェアジャパン2009(協賛)  http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/forum/software-j2009/ ===================================== 【運営委員会から】 ===================================== ◆XMLコンソーシアムセミナーおよびDayを開催します  XMLコンソーシアムセミナーとして「エンタープライズマッシュアップ、次世代 クライアント製品徹底検証」を2回に分けて開催しています。前半の「Part I」は 11月28日に開催したところですが、後半の「Part II」は12月18日に開催するとこ ろです。マッシュアップやリッチクライアントといった、数年後の成長が期待で きる分野です。Dayは活動の中間報告といった位置づけです。各部会がどのような トピックに注目し、どのように活動を進めているか、隅々までご覧ください。 ◆メルマガの感想をお聞かせください  XMLコンソーシアムでは、皆さんへの広報手段としてメルマガをより一層活用し ていきたいと考えております。メルマガに関しまして、ご感想/ご要望等がござい ましたら、ぜひお寄せください。 ===================================== 【編集後記】 =====================================  今年新聞で目にしたXML関係記事を思い起こすと、XBRLがあったように思います。 2008年度から決算データの提出が義務づけられ、対応製品も少しずつ増えてきまし た。ビジネスの世界では着実にXMLが欠かせない技術となってきています。 ===================================== 【このメールマガジンについて】 ===================================== なお、当メールマガジンはXMLコンソーシアム会員を対象に発行しております。 転送する場合は社内に限定するなど、ご配慮をお願いいたします。 次回以降の配信先の変更や追加、および要望はXMLコンソーシアム事務局まで ご連絡ください。 発行人:鶴保征城 編集人:加山恵美 XMLコンソーシアム:http://www.xmlconsortium.org/ 事務局宛てメール :mailto:xmlcons_staff@fsi.co.jp 〒130-0022 東京都墨田区江東橋 2-19-7 富士ソフトビル Tel:03-5600-6205 / Fax:03-5600-6431 Copyright(C) 2008 The XML Consortium =====================================