WebSphere

一般情報
製品名	IBM WebSphereアプリケーション・サーバー V4.0
開発・販売元	IBM
WebページURL	http://www.ibm.com/jp/software/websphere/
製品構成 (サービスリクエスタ用か/プロバイダ用か)	J2EE準拠サーバー機能においてSOAPサーバー ApacheSOAP-API によるクライアント機能 プライベートUDDI 稼動環境
サポートOS	Windows NT/2000、Linux/Intel、AS/400、AIX、OS/390、Linux/390、HP-UX、Sun Soralis
推奨ハードウェアスペック	プラットフォーム、業務規模によって変動
価格	IBMへお問い合わせください
試用版の有無およびダウンロードサイト	http://www-6.ibm.com/jp/software/websphere/download.html
サポートする仕様, 機能など
SOAP	対応バージョン: 1.1 (ApacheSOAP v2.2実装) RPC: 対応 Messaging: 対応 基本型、ストリング、配列、複合型、Enumeration、Javaコレクションクラス他を実装 またSOAP添付、SOAP電子署名に対応 トランスポートプロトコル: HTTP (HTTP-SOAP, HTTP-GET, HTTP-POST), HTTPS, SMTP, HTTPR, MQ
UDDI	対応バージョン: 1.0 (IBM DB2 UDB V7.2＋IBM WebSphere Private UDDI Registry V1.0 Preview の追加で稼動可能), 2.0 (IBM DB2 UDB V7.2＋IBM WebSphere UDDI Registry V1.1 の追加で稼動可能)
WSDL	対応バージョン: 1.1 WSDLの自動生成: 対応 スタブの自動生成: 対応 (IBM WebSphere Studio シリーズでWSDL自動生成、プロキシー生成、スケルトン生成が可能) ebXMLのサポート: 未対応
セキュリティ	SSL、基本認証、電子署名が利用可能 Tivoli と組み合わせることでより強固なセキュリティ管理機能を提供
フロー定義	なし
他の分散オブジェクトとの連携機能	WSIFによるJavaBean、EJB、CORBAとの連携、 J2EEによるメインフレームとの連携
負荷分散	簡易負荷分散のほか、Edgeサーバーを組み合わせて超大規模システムに対応
性能
開発環境など
開発言語	フロントエンドにJavaを使うほか、PL/I、COBOL、RPG、C/C++など
開発環境 (IDE)	IBM WebSphere Studio シリーズ IBM WebSPhere Classic Studio＋VisualAge for Java
ツール群	下記ソフトウェアの他、alphaWorksから入手
ドキュメント	上記Webサイト http://www.ibm.com/jp/software/webservices/ 翔泳社「Webサービス完全解説」 技術評論者「WebSphere Studio Webアプリケーション開発入門」

IBM DB2ユニバーサル・データベースV7.2

DB2は、IBMのリレーショナル・データベースです。DB2ではWORF（WebServices Object Runtime Framework）を提供しており、DB2の中の表形式のデータベースをプログラミングなしに、簡単にWebサービス化することができます。SOAPメッセージングとして、DB2表データをXMLに変換して取り出すことができます。自動生成されるXMLは、自動生成される形式のほか、XMLエクステンダーと組み合わせることで、自由なXML形式（DTD、XML Schemaを利用）に整形して出力することができます。

IBM Websphere UDDI Registry V1.1

IBM WebSphere UDDI Registry は、プライベートUDDI サイトを構築するためのソフトウェアです。DB2上にUDDI のデータベースを構築し、以下の用途にUDDI を利用することができます。

• UDDI ポータル
• 社内システム統合
• 企業間エンタープライズ連携
• テスト

IBM WebSphere Studio Application Developer V4.0

IBM WebSphere Studio Application Developer（以下StudioAD）は、Java／J2EEアプリケーションを開発するための統合開発環境です。Javaサーブレット、JSP、EJB、JMS、J2C、DB2などのJava/J2EEアプリケーションを効率よく開発できます。Webサービスを開発するための各種ウィザード、XMLアプリケーションを開発するための数多くのエディター類、WebSphereやTomcatのインライン・デバッグを可能にする機能などを提供しています。

• JavaBean、エンタープライズBeanのSOAP-RPC化
• SOAPメッセージング（XMLデータ交換）API
• WSDL から接続用プロキシーの生成
• WSDL からJavaによるWebサービス実装スケルトンの生成
• URLからの接続用プロキシーの生成
• DB2＋WORFの開発機能（SQLステートメント構築ウィザード、DADX生成、Webサービス化）
• プロキシーを使わない動的バインディング・フレームワーク（Integration Edition）
• 開発環境単体で稼動確認のできるテスト用サーバー（WebSphereテスト環境）
• Javaサービスのソースコード・デバッガ
• SOAPメッセージ・モニター
• UDDI 検索、登録 GUI
• UDDI レジストリーをテスト・サーバーで稼動可能

alphaWorks

IBMでは発表前のプロトタイプ・ソフトウェアを多数公開しています。

• WebServices Toolkit V3.1（WSTK)
  WSTKは、ApacheSOAPをベースとしてWebサービスを開発するための各種ツールの最新版を含めたツールキットです。Webサービスの課金を可能にするUtilityサービス、シングル・サインオンを可能にするSOAPクレデンシャル、Webサービスにおいて電子キーの交換を可能にするXKMSのプロトタイプなどが含まれています。
• WebServices Hosting Technology V1.1（WSHT)
  WSHTは、WSTKと組み合わせることによりWebサービスの課金システムを可能にするフレームワークです。WSHTを使うことにより、Webサービスに特別なロジックを組み込むことなく、Webサービスを呼び出しごとに従量制にすることが可能です。
• WebServices Invocation Framework（WSIF）
  WSIFは、実行フレームワークに依存しないでSOAPサービスの呼び出しを可能にする上位APIを提供します。
• WebServices Business Finder
  WSBF は、UDDI や WSIL のような記述言語に依存せずにWebサービス（WSDL）を発見するための上位APIを提供します。