TravelXML仕様のFAQ

項番 コメント内容 回答
1 要素定義の中に半角カナを使用するという要素がありますが、XMLファイルをインターネット上で交換する場合に文字化けなどの問題は発生しないのでしょうか? 1.XML形式のファイルに半角カナを使用できるかどうかということについては、Shift-JIS、UTF-8、EUC-JPなどのエンコーディング(文字の符号化の方式)を使用すれば可能です。
ただしUTF-8では、OSやアプリケーションによってはそのXMLファイルを解釈できず、文字化けを発生する場合があり、その場合はShift-jisに変換して使用すれば問題が解決する可能性があります。

 2.半角カナを含んだXMLファイルを交換する場合、メール本文または添付で送信した時に文字化けを発生する可能性が高いので、アーカイブ(lzh,zipなどを使用して圧縮)するなどの対処が必要です。
2 「在庫からの予約通知連絡」などの要素に○○○○番号などのような「000052」等の扱いをあえて行いたい個所があります。
「銀行口座番号」「登録番号」「通知番号」等は「integer」での取り扱いになるのでしょうか?
参照用途で使用する(機械的な処理をしないで人間がみる項目)はStringであっても問題ないため、TravelXML 1.1.1よりStringに変更しました。
3 要求と応答の構造が同じものが多いですが、要求値をそのまま応答値として 返す場合を想定しているのでしょうか? その通りです。
4 宿泊料金にはクーポン差し引き前の"合計金額"と差し引き後の"支払金額"とが存在しますが、エレメント"TotalAccomodationCharge(合計宿泊料金(総額))に"合計金額"を格納すると"支払金額"を格納するエレメントが足りないのでは?
どのエレメントに格納する想定でしょうか?
本メッセージは旅行会社と宿泊施設間の施設予約取引を範囲としているので、
・旅行会社と宿泊施設間での清算については対象外(今後別メッセージで定義予定)
・顧客と旅行会社および顧客と宿泊施設との間での生じる決済についても対象外
そのため、支払金額を格納するための要素は定義していません。
5 TaxServiceFee(税サ区分)の選択肢に"税込サ別"が存在しないのは何故ですか?
税込サ込、税込サ別、税別サ込、税別サ別の4種類を全て用意すべきでは?
サービス料金自体にも消費税が掛かるため、「税込サ別」の場合は計算が複雑になることから一般的に使用されていないため、選択肢には含んでいません。
6 「国内施設情報編」における施設の場所を特定する情報としては住所が最も一般的とは思いますが、地図ソフトやナビゲーションソフト等の普及も考えますと、BasicInformation または StructureInformation の要素として緯度・経度情報があればと思います。 本メッセージは宿泊施設から旅行会社に送られる情報であり、旅行会社側では緯度・経度の情報は必要としない(情報のニーズが現状無い)ため、当該情報を追加する必要性は低いと判断しました。
ただし、宿泊施設側が持っている施設の属性情報として必要かどうかは、別な場での検討を行う必要があると思われます。
7 「国内取引データ」、「海外取引データ」以外のXML Schemaは公開されないのでしょうか? 残りの8取引に関してもXML Schemaを作成中です。作成が終わり次第公開を行っていく予定となっています。
8 「本編」の「付録A(参考)TravelXMLの送受信について」で、Webサービス方式での準拠する規格を「WS-I BP」にしないのはなぜですか? Webサービス方式では、XMLコンソーシアムで行われた「TravelXML利用Webサービス実証実験プロジェクト」での成果をベースにしており、実証実験プロジェクトでは「WS-I BP」での接続の検証を行っていないためです。

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