TravelXML 1.4 勧告が成立してから公開までの間に下記のコメントが挙がっています。
本コメントに関しては、今後部会にて検討される予定です。

★スキーマの問題点★
●「01」から「08」までは、DataClassification要素の値をenumerationによって制限
された値候補を列挙する仕方で書かれていますが、「09」と「10」はxs:stringとして
定義されています。仕様書を見ると、それぞれ、「OverseasPackageTourInformation が
固定値」「AccommodationsInformation が固定値」となっていますので、他の8つの
取引のスキーマと整合性を取るならば、enumerationで値候補を挙げるべきでしょう。
「08」については、昨年10月末の勧告案時点ではxs:stringとして定義されていたのが
今回の勧告版ではenumerationを使って定義されていましたので、「09」と「10」については、
この改訂作業が漏れたのではないかと推察していますが如何でしょうか?

★仕様(書)の問題点★
●「04-海外企画商品取引データ編」の仕様書(33/114)ページで、DataClassification
要素の説明において「送り元からの電文目的をセットするFromWholesalerが固定値。」と
ありますが、これは「BookingRequestReplyが固定値」の間違いです。
●「04-海外企画商品取引データ編」の仕様書(39/114)ページでメッセージ
「GuestNameReportReply」の配下のDataClassification要素の説明において
「GuestNameAcknowledgementが固定値」とあり、スキーマのenumerationでの
値候補の定義でも「GuestNameAcknowledgement」が定義されています。
「04-海外企画商品取引データ編」の他のメッセージでは、メッセージ名(メッセージ毎の
ルート要素名)とDataClassification要素の値は一致しています。これ自体は言葉の
選択の問題であり、誤りではないかもしれませんが、他のメッセージとの整合性が
取られておらず、ユーザーが少し迷うかと思います。
●「03-国内企画商品取引データ編」の仕様書(55/106)ページでメッセージ
「CancellationInvoiceData」の配下のDataClassification要素の説明において
「CancellationDataInvoiceが固定値が固定値」とあり単語内の「Invoice」と「Data」の
順序が異なります。これはユーザーの混乱を招きますので、合わせたほうが良いのでは
ないでしょうか。