内部統制勉強会 2007年度活動要綱
●背景:
・ 会社法の施行、金融商品取引法の成立により内部統制の実現が注目されており、また、そのITによる実現手法にも関心が
集まっている。
・ 内部統制自体はXMLによって実現されるものではないが、その実現手法の中でXMLを活用することにより、効果的に
内部統制を実現できる可能性が秘められていると考える。
・ H18年に実施したXMLコンソーシアムセミナー「内部統制入門」でも、聴講者の関心は高く、内部統制実現における
XMLの活用検討に関する要望が出されている。
<セミナーアンケートの中の声>
内部統制におけるXMLの具体的活用方法をセミナーテーマとして取り上げて欲しい。
内部統制におけるドキュメント管理で、XMLの可能性は十分に期待できると思った。
継続して「内部統制の応用(詳細、構築例)等」のセミナーを開催して欲しい
●活動目的:
・ 内部統制実現の中でのXML技術適用可能性の検討
●活動内容:
・ 以下の検討ステップに基づいて活動を実施する。
1.内部統制を実現するために必要な内部統制の仕組み(内部統制システム)を、ゴール指向分析手法を利用して明確化
2.内部統制システムとITシステムとの係り=「ITによる対応が可能な部分」を明確化
3.「ITによる対応が可能な部分」を内部統制支援ITシステムとして実現する方法を想定
4.XMLを活用して、内部統制支援ITシステムと現実の情報システムを連携して動作させる方法を、サンプルシステム等を利用して検討
●2007年度の活動予定:
・ステップ1の継続実施
・ステップ2、3の実施
●活動方法:
・勉強会を月1回の頻度で開催
●勉強会開催期間: 2007年9月末までを目処(ステップ3の終了まで)
・勉強会としての実施は、ステップ3までとする。
・ステップ4については勉強会としての活動レベルを超えると考えられることから、部会として活動を継承するこ
とを目指す。ただしその際、現在の勉強会メンバだけでの実施は困難と考えられるため、参加メンバの増強、
他部会との連携等が実現できていることを前提条件とする。
【2006年度内部統制勉強会活動実績】
・活動内容の全体像整理と、検討ステップ、検討スコープの明確化を実施
・ステップ1の取り組みを開始
・先進ユーザの取り組み事例紹介
−CONTROL2006に関する取り組み紹介(日本オラクル、ディサークル)
−内部統制タクソノミの取り組み紹介(富士通)