XMLDB部会 2009年度活動要綱


 

1.活動目的

2007年1月、XML Query (XQuery) 1.0 が正式勧告され、また各ベンダーからのXMLDB製品が一通り揃うことで、XMLデータ処理の

共通基盤が整い、従来のRDBベースのシステムとは異なる、新しいIT利用への期待感が昂まってきた。しかし企業システムにおいて、

XMLDBの有効活用が定着したとは未だ言い難い。そうした中、本部会はXMLDBの技術的理解、システム構築方法、利用方法、適用領域の

追求とその情報公開、啓蒙を通じて市場形成に寄与し、これをもってXMLの普及促進とXMLDB技術者の拡大に一層の弾みをつけることを

目的とする。

 

2.活動内容

 (1) XMLDB を実際に使ってのプロトシステムの開発とそれを通じてXMLDB の特性や利用方法や心得集、RDB との比較の公開、提案。

        それらを通してXMLDB を利用するシステム構築のメソトロジーの集成を行う。

(2) XMLDB ベンダー、XML 関連製品ベンダー、実ユーザから、事例を収集、研究し、XMLDB が得意とする利用領域を公開、提案していく。

        それらを通してXMLDB から想起される新サービスやビジネス・イノベーションを提案していく。

(3) 他部会のWeb 関連技術とインテグレーションを図りながら、XMLDB を利用するシステムの将来像を模索し、その成果を公開する。

 

3.活動方法

(1) 毎月1回の部会でのディスカッション、調査研究報告の発表、情報交換

(2) 実案件でのユーザ、開発関係者を招いての講演とディスカション

(3) メーリングリスト、SNS を通じてのディスカション、資料公開

(4) XMLDB ユーザを訪問し、XMLDB 導入と利活用の実際を取材し、公開する。

(5) XMLDB ベンダー、XML 関連ベンダーとのタイアップイベントの企画実行

(6) XML コンソーシアムDay、XML コンソーシアムWeek、その他イベントでの活動報告


 

4.成果物目標(案)

・月例部会での議事録、発表資料→SNSに掲載

・XML コンソーシアムDay, Week 用成果物

・「XML ガイドブック」へのXMLDB 関連コンテンツ

    (例)

        ・XMLDB のカテゴリと適性

        ・XQuery/XQuery Update

        ・設計技法

        ・GUI 構築技法

        ・適用アプリケーション

        ・事例
 

・XMLDB のメリットを発揮するアプリケーション・プロトの構想書、あるいは、その試作と設計書等関連文書の作成。

 

5.活動期間

2009 年6 月〜 2010 年5 月

 

6.対象者
(1)技術指向

    XML コンソーシアムの会員でXMLDB やXQuery の技術や開発手法に関心があり、上記2の活動に参加希望される方。

(2)マーケティング、ビジネス指向

    XML コンソーシアムの会員でXMLDB の利用シーンや適用業務、市場性などビジネス方面に興味がある方。

 

7.会員メリット
(1)XMLDB、XQuery 初級レベルからステップを踏んだスキル・アップ

(2)XMLDB の活用方法や適用分野に関するノウハウ、提案力の蓄積

(3)参加メンバーや製品ベンダーとの情報交換、人的ネットワークの確立


  

8.位置づけ

       


9.体制

 部会リーダー1 名、サブリーダー1〜2名、書記1名を2009 年度の最初のミーティングで決定する。